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2018.5.23

自信回復 照山亜寿美が来た

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第7戦『ダイクレレディースカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)が23日、広島県呉市の呉カントリークラブ(6,275ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、プロ入り3年目の照山亜寿美が2アンダーで単独トップに立った。1打差の2位タイは大谷奈千代、山戸未夢、永井奈都、林菜乃子の4人。(天候:雨 気温:16.9℃ 風速:2.6m/s)

 霧の中での戦い。最終組がホールアウトしたのは、予定より約2時間遅れの17時57分だった。首位に立った照山亜寿美。「雨が降った割にはショットが良かった。4-6メートルのパッティングが良く入ってくれた、14番までは…」と前置きし、15番を猛省すると、大きくため息をつく。2オンに成功し、ピン手前4.5メートルに付けた。しかし、そこからの4パットはいただけない。

 「ツメが甘い。雨でもグリーンのスピードが速い。16番もティーショットを左へ曲げてOBかと思ったら、ラフに止まっていた。それを見て、目が覚めた。ゆっくり落ち着いて…。自分を見失っていたのかもしれない。その後、バーディーが獲れたから、冷静でプレーすることがどのくらい大切か。改めて感じた」と振り返る。昨年の中国新聞ちゅーピーレディースカップ以来の好スタート。

 照山は、心のもやもやとも戦っている。昨年のステップ・アップ・ツアーでは、優勝争いを数多く経験したが、3位が4回。詰めが甘い。「ステップの最終戦で燃え尽きた感じがした。それで、サードQTも失敗。ショットが曲がるのでは、とマイナス思考に陥り、年が明けても、負の面をずっと考えてばかりいた」。

 しかし、迷いが吹っ切れたのが、2日前だ。「アース・モンダミンカップの主催者推薦選考会が21日にあった。ショットの精度が戻り、手応えを感じています。本戦出場には1打足りなかったけど、自信がわいてきました」という。心機一転、今大会へ臨んだ。

 「あすは、焦らずプレーします。ショットも心もコントロール重視」。ステップ・アップ・ツアー2勝目に向け、ボルテージが上がった。


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