2018.6.2
Day 3 鈴木美重子のプラスワン テック
<Photo:Masterpress/Getty Images>
日医工女子オープン 八尾カントリークラブ(富山県)最終日
ステップ・アップ・ツアー出場、2戦2勝。最終日、原英莉花さんの秘めた素質が爆発しました。通算6アンダーで5人が並ぶ大混戦。しかし、勝負どころの17、18番で連続バーディーフィニッシュがお見事でした。終わってみれば、2位に3打差をつける快勝。
彼女のプレーを初めて拝見したのは、おととしのスタンレーレディスゴルフトーナメントでした。いいプレーをするとは感じたものの、きょうのプレーは脅威の進化といわざるをえません。1Wの飛距離、そしてショートゲームまで、とにかく別人のようなテクニック。指導を受けている、ジャンボ尾崎さんの秘蔵っ子という意味がわかりました。
前週、25、26、27日の3日間、直接指導を受けたそうです。その効果が、さっそく表れました。1W、3W、5W、SWと同じフレックスのシャフトを使用。ジャンボさんへ届いた新しいクラブなどは、まず原さんが試す。それほどの信用を得ているとか。躍進の陰には努力が必要。オフに取り組んだのは、ヘッドスピードをあげることでした。「材質は、わかりません。軽い棒で、グリップが装着されている。それを使って、全力でスイングを行う。ヘッドスピードが52m/sになるまで」を実践したそうです。参考までに、彼女のヘッドスピードは48m/s。
リランキングはもっか19位です。この日はコーチの尾崎智春さんがプレーを見守っていました。話をうかがうと、「彼女が、LPGAツアーで優勝するまで、禁酒中」。それほどの大器という証でしょう。黄金世代のスター候補。ちなみに、7月の最終プロテストへ挑戦します。
(鈴木美重子=担当理事)
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