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2018.6.6

生け花で平常心を キムハヌル、連覇へ挑む

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第14戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』が6月7日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード/パー72)で開幕する。前日の6日はアマプロチャリティーゴルフトーナメントが行われた。

 Xデーは、いつになるのか。今季、不振に悩むキムハヌルは、その日を心待ちにしている。ただ、前週までとの違いは、ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎えることだ。病は気から-というたとえではないが、「去年、良かったプレーをすべて思い出した。おかげで、気分まですごくいい。きっかけをつかみたい」と笑顔をみせた。スランプの要因は、1W。「グリップの感覚がしっくりこない。これだけは、私にしかわかりません。握ったときに、しっくりこないから、スイングにも迷いがある。具体的にこうだ、とわかれば対処ができるけど、それがわからないから苦労をしています」。

 悩みはつきない。「24時間、いろいろなことを考えてしまう。4月下旬からの3週間で3キロはやせました。帰国して、検査を受けたら胃酸がかなりたまっている…。ストレスをためないようにしてください、とお医者さんから注意をうけました」という。そこで、ストレス解消にはじめたのは、生け花。「体を動かすことより、静の趣味がいい。他では、読書などをして過ごしている。このふたつは、集中力を高めるし、とても気が落ち着きます」。新たな一面を発見した。

 ちなみに、これまでも、もっとスランプに悩んだ経験があるという。「一番、つらかったのは、韓国ツアーで2年連続賞金女王になった翌年。あの時は、天国から地獄に突き落とされたようでした」。順風満帆にみえる人生でも、苦悩はつきない。プロゴルファーにとって、1勝の価値は計り知れないものだ。

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