木戸愛、3人の大先輩をパワーに変えて

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）第3日

　もしかすると、一期一会。第3日、木戸愛は大山志保、有村智恵のペアリングに心を躍らせた。「おふたりに勉強をさせていただく気持ちを持ちながら、自分もいいスコアを出せるように、集中していました。(大山)志保さんのガッツポーズが大好きです。高校の先輩、有村さんともたくさんお話ができました」と振り返る。ただし、15番を除いては－の落ちがついた。

　それまで6バーディー、ノーボギーと抜群の安定感を示したが、このホールで何とダブルボギー。「ティーショットがラフへ。木の下です。横を通すか、木の上に上げようかと迷いました。その結果、木の上を選んでボールが当たって…。第3打は木の下を通して、グリーンに乗った。でも、15メートルから3パットです。ただ、イヤな気持ちが残らなかったので、明日のパワーに切り替えました」と前向きにとらえている。

　加えて、高校の先輩といえば、宮里藍の御前試合。さらに、その名前が今大会から冠についた。「父が良くいいます。頑張っていれば必ず良い日がくる。藍さんの名前は、やはりモチベーションが上がります。それから、大山さんのような選手にもなりたい。攻めるプレーを体現化していました。今日見たことを最終日に」。何かが変わった。日々成長の姿を最終日、お披露目である。