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2018.6.9

憧れの人と急接近 比嘉真美子、Vへ静かな闘志

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第14戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』大会第3日が6月9日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード/パー72)で行われた。前日の勢いをキープ。比嘉真美子が通算14アンダーで首位に立った。2位は通算13アンダーの木戸愛。岩橋里衣、アマチュアの安田祐香が通算12アンダー、3位タイへ浮上した。(天候:晴れ 気温:26.5℃ 風速:4.4m/s)

 単独首位へ浮上。比嘉真美子は、それでも自身へ厳しい評価を行った。「60点ぐらいです。半分は超えていると感じるから、まぁ、合格点ラインだとは思いますけど…」と語る。それはそうかもしれない。第2日、63を叩きだしているのだから。その前日は、何点だったかといえば、「93点。しかし、8番でバーディーまでショット、パッティングともに微妙な感じ。このままで予選通過ができるのかと思った」と話す。

 好調の要因は、飛距離抜群の1W以上に、3Wにあった。「コントロールすることはなく、100パーセントでクラブを振り切れている。だから、いいボールが打てます。届くか届かないか、という微妙な距離が多い。だから、3Wをティーショットで使う。4、5、13番など、4-5回は使った」。加えて、パー5でも3Wが当然ながら、威力を発揮した。「4番だけが残念。サードショットが松の枝などが重なり合って、フワフワしている所でした。クラブのソールをピタッとできない。バーディーをとりたかったけど、パーセーブに切り替えた」という。

 今季、単独首位で最終日を迎えるのは初めてだ。「優勝したいです。体調をリセットして、すべてを整える」。淡々とした表情だったが、知らず知らずの内に口調が熱を帯びてきたのは、宮里藍の話題になってからだ。「小さな島。沖縄県からあれほどの感動を与える人が出た。ゴルフを始めた頃から、夢のような存在です。その人が今回は、同じコースにいらっしゃる。モチベーションが上がります。藍さんの名前が冠になった1回目の大会。私の名前を刻むことができたら、本当に光栄です」。夢が叶うか。アドバンテージを握った。

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