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2008.6.15

We Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメント最終日

上田桃子 誕生日に今季初優勝!

 2008LPGAツアー第14戦『We Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2008』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が兵庫県神戸市の「六甲国際ゴルフ倶楽部」(6,457Yards・Par72)で行われた。

 この日は曇り空となり、気温も22.7℃と低くなった神戸地方。最終日は上田桃子と大山志保による、新旧女王対決に注目が集まった。競技序盤は上田・大山共にスコアを伸ばせず、苦しい展開。後半に突入し、この2人を追う他選手も追い上げを見せる中、上田・大山が7アンダーの首位で並び、迎えた18番ホール。大山志保の約1メートルのパーパットが入らずボギーだったのに対し、上田が確実にパーパットを沈め、勝負あり。上田桃子が今季初優勝となる、ツアー通算6勝目を飾った。

 日本での練習の拠点であるこのコースで、史上4人目となる誕生日優勝を飾った上田は「いやぁ~、最高です」と感無量。1メートル以内のショートパットを何度も外す嫌な展開に「正直、気持ちを平坦にするのが難しくて…」と何度も気持ちが折れそうになりながらも、「自分がこのコースで一番練習しているんだ」という思いで、必死にこらえた。この苦しい展開での優勝を「アメリカでは、もっと精神的に強くなりたいと思っていましたし、今週、同じ思いをしたくないと思っていました」と振り返った。そして今後の目標は「アメリカで勝つこと」。日本ツアーで再び自信を取り戻した女王が、アメリカでの飛躍を誓った。

 そして惜しくも2位タイに敗れた大山は、「最後の1メートルのパットは真っ直ぐに思えて打ったんですが、ミスパットだったと思います。プレーオフするつもりだったのですが、残念です」と悔しさを滲ませた。上田と同様に短い距離のパットを2度外し、「気持ちと身体のコントロールが出来なくて、バーディーパットもなかなか入らなかった」と、得意のパッティングも今日は振るわなかった。大山は、涙ながらにインタビューを終えた後も、自らファンのサインに応じ、プロとしての役目を果たして会場を後にした。

2位タイ 宋ボベ 4バーディー2ボギー
「前半はパターが入らず、1メートルのパットも外してしまいました。後半はドライバーもアイアンもすごく良くなりました。来週は失敗しないように頑張りたいです」。

2位タイ イム ウナ 2バーディー1ボギー
「16番で2打差ついていたので、優勝はそんなに意識はしていませんでした。17番でバーディーをとって、18番でもピンそばのバーディーチャンスにつけて、いけるかなと思いましたけど、力が入っちゃいました。惜しいけど、仕方がないですね」。

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