2008.7.13
明治チョコレートカップ 最終日
不動裕理 LPGAツアー史上初 生涯獲得賞金10億円突破!
2008年度LPGAツアー第18戦『明治チョコレートカップ』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コース(6,518Yards,Par72)にて開催された。
天候:晴れ、気温:22.7度、東の風2mと絶好のコンディションの中行われた最終日。5,037人のギャラリーも詰め掛け、白熱した優勝争いに声援を送った。そんな中、7アンダーの単独首位でスタートした不動裕理が4バーディー、2ボギーの70とスコアを2つ伸ばして通算9アンダーとし、後続の追撃を振りきって今季2勝目を飾った。 1打差の通算8アンダー2位タイには、LPGAツアータイ記録となる7連続バーディー(1イーグルを含む)を決めるなどこの日スコアを9つ伸ばした有村智恵と、最終組で不動と最後まで優勝争いをした藤田幸希、辛炫周(シン ヒョンジュ:韓国)の3人が入った。
優勝した不動は「こんなに早く2勝目が出来るとは思っていませんでした。予選落ちをしている時には思いも見なかったことですし」と今季2勝目に笑顔をみせた。1オーバー24位タイからスタートした有村が1イーグル8バーディー1ボギーの63と驚異の猛チョージで追い上げたが「このコースであのスコアは凄いなと、これで負けたら仕方がない。ある意味気持ちが楽だった」と振り返った。先にホールアウトした有村、同組の2人と1打差で迎えた最終18番は難なくパーをセーブし不動が優勝を決めた。この優勝でツアー通算44勝目を飾るとともに、LPGAツアー史上初となる生涯獲得賞金10億円(10億572万7千948円)の大台を突破した。「本当に私はいいときにプロになったと思うし、試合も増えだしたときに出れたので、そういう意味では恵まていると思います」。また、岡本綾子の国内優勝の記録と並ぶ44勝目については「岡本さんはアメリカでも活躍をしていたし、私とは比べものにならない活躍をしています。成績だけではいいあらわせないすごさがあります。早くそういう風に頑張ってやっていきたいと思います」と復活した強い不動が今年のツアーを盛り上げる。
<通算8アンダー 2位タイ 有村智恵> ※ベストスコア賞 63ストローク
「今までもショットはこんな感じだったんですけど、パターがかみ合わなくて。今日はそのパットが入ってくれました。こうして終わってみると17番のボギーが悔しいですね。去年もこの大会から調子が良くなって、次の週も、その次の週もいい成績がのこせたので、今年も来週頑張りたいと思います」。
<通算8アンダー 2位タイ 藤田幸希>
「今日は2メートルのバーディーパットが全然入ってなくて、最後のバーディーパットも入ったと思ったのですが、入りませんでした。不動さん回ってすごく楽しかったです。勉強になりました。やっぱり不動さんは精神的にも強いし、尊敬できる人だなと思いました。久しぶりの最終日、最終組楽しく回れました。次頑張ります」。
<通算8アンダー 2位タイ 辛炫周>
「今日は2アンダーで回れたので、良かったです。とにかく不動さんのプレーをみて勉強になりました。パッティングはまぁまぁだったんですけど、一緒に回った不動さんと藤田さんの飛距離に全然勝てなく、初日、2日目よりもドライバーが悪かったです。もっと飛距離をだしたいです」。
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