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2018.7.8

Day 3 松尾恵のプラスワン テック

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニッポンハムレディスクラシック アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース(北海道)最終日

 すべてがいい。ひとことで表現すると、今大会のアンソンジュさんはまさにそれでした。まるで地にささっているかのように、軸がぶれない。スイングもどんなクラブであろうが、リズムが一定です。おまけに、体の動きに無理がなく、とても柔らかい。

 第1日から、背中痛、首痛などしきりに不安ばかりを言葉にしていましたが、これは、まぁ彼女のボヤキでしょう。決して、大言壮語を吐かない。プレーとは対照的に、性格は控えめだと思います。ただし、ここ一番の勝負強さは舌を巻くほど。2連続バーディーの後の15番でした。

 第2打は、きっちりとピン方向へ。距離をきれいに合わせてきた。ところが、簡単に優勝ができるものではありません。ボールが下段にどんどん転がり戻ってしまった。ひとつ間違えば、天国から地獄へのシーン。せっかく、手繰り寄せた勝利の流れを失ってしまう大ピンチでした。3パットの危険性もあったわけですから。ただ、このロングパットも、あわやカップインするかと思うほど、楽々とパーセーブをしています。

 3日間で、叩いたボギーは、わずかにひとつ。他の選手と大きな違いはここでした。今回は雨が続いた影響で、グリーンが柔らかい。となれば、バーディーチャンスが増えるわけです。かといって、それほどやさしいコースではない。バーディーをとっても、ボギーも多い。アンさんは、第2日までノーボギーのラウンドを続け、この日は難度が高い3番でボギーが先行。ただし、気持ちの切り替えがとてもうまい。勝負は、バックナインと決めていたからです。

 後半の9ホールは、ショット、パッティングともにスキがなし。ハデなプレーこそなかったものの、最終日の優勝争いはこうやれば勝てる-テキストのようでした。

(松尾 恵=担当理事)

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