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2018.7.21

15番で覚醒 小祝さくら、初Vへ前進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー20戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会第2日が7月21日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース西コース(6,518ヤード/パー72)で行われた。小祝さくらはこの日も好調。69でプレーし、通算13アンダーで首位を守った。1打差の通算12アンダーで、米国のアマチュア、クリスティン・ギルマン、通算11アンダーの3位はユン・チェヨンが追う。(天候:晴れ 気温:33.8℃ 風速:1.0m/s)

 これは、大物の証明だろうか。ジョークをまじえ、首位を守った小祝さくらがこんな話をした。「1番でバーディースタート。その後、パーが続きました。厳しいパーセーブは、それほどない」と、ひと息入れ、「後半に入って、バーディーチャンスが結構、ありました。でも、そこからパッティングがいまひとつ。まっすぐ、ストロークができない。1メートルを外した。少しだけ、眠かったというか…」。暑さの影響かもしれない。

 しかし、15番から全身へエネルギーが満ちてくる。残り165ヤードの第2打を5Iで3メートルにつけた。「体が思うように動きだした。ショット、パッティングともに、とてもいい感じになったと思います」と振り返る。このホールをバーディーとして、続く16番も7Iで1メートルと切れ味の鋭いショットを披露。連続バーディーを奪った。

 ところが、17番はバンカーショットのミスが災いして今大会、初のボギーとしたものの、18番でバーディーフィニッシュ。スコアを3つ伸ばし、ツアー初Vへ前進した。「きょうは途中まで、3アンダーでプレーができる雰囲気ではなかった。頑張ったと思います。でも、昨晩も結構寝たのに、眠かったのはなぜでしょう。途中で、急に目覚めたように体が動いた理由もわかりません」。報道陣の笑いをさそいながら、最終日の話題になった。

 「同組でプレーしたギルマンさんは、同い年。私がプロで、彼女がアマチュアというより、同級生みたいな感じです。ショットの精度が素晴らしい。それと、決めなければいけないチャンスでは、すべて入れてくる」と絶賛。とはいえ、「今年、ここまで優勝のチャンスは何度かあった。今度こそ、と思っている。最終日にスコアを伸ばすことを、ずっと課題にしてきたし、精いっぱいのプレーをします」。決して、大崩れをしない。プレッシャーに強いことが小祝の真骨頂。完全Vを目指し、さくらは真夏にも開花する。

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