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2008.11.29

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 第3日目

 2008年度LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)の3日目が宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,442yard,par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:14.7℃、風速:6m。昨日同様、快晴となった3日目。トッププロのプレーを一目見ようと、5,000人を越えるギャラリーが会場に訪れた。そのなか今日も安定したゴルフを魅せたのは、宋ボベ(ソンボベ・韓国)。4バーディー3ボギーの71とスコアを1つ伸ばし、通算5アンダーで首位をキープした。1打差の2位には上田桃子。さらに1打差の3位タイには福嶋晃子、不動裕理、全美貞(ジョンミジョン・韓国)の3人が続いている。賞金ランキングトップの李知姫(イチヒ・韓国)は通算1オーバーの11位タイ。同ランキング2位の横峯さくらはこの日68をマークし、通算イーブンの8位タイに浮上。同ランキング3位の古閑美保はスコアを2つ伸ばし、通算2アンダーの6位タイの好位置につけた。

 今日もスコアを伸ばし、3日間首位を守った宋。最終ホールではボギーとしたものの、得意のINコースで2つスコアを伸ばした。「熱があって昨日は眠れなかった。今日18ホール回れるかなと考えながらプレーしました」と言うほど体調が悪かったようだが、ゴルフの調子自体は悪くはないようだ。明日は「上田さんとは仲が良いんですけど、試合で一緒に回るのは初めてなんです。だから明日は楽しんでプレーしたいですね」とリラックスした中でのプレーで、完全優勝を狙う。

 そして注目の賞金女王争いは、ランキング1位の李知姫がこの日72のイーブンパーとスコアを伸ばせなかったのに対し、同2位の横峯は68の4アンダー、同3位の古閑は70の2アンダーと共にスコアを伸ばし、女王の行方は最後まで全く分からない状況となった。追われる立場の李は今日のゴルフを振り返り「今日は悪くなかったのでスコアを伸ばせるかと思ったけど、思ったほど伸ばせませんでした」と不満そうに語った。それでも「明日は最後だし、思いっきりやるしかない」と最後の力を明日にぶつける。

 逆転女王には優勝が最低条件の横峯は、トップと5打差の優勝圏内につけた。「開き直って行くしかないと思ってプレーしました。集中力が切れなかったのも良かったです」と前日の悪い流れを断ち切れた様子。「5打差は狙えない位置じゃない。明日も自分のプレーに集中して、5アンダー目指して頑張りたいです」と明日の猛チャージを誓った。

 そしてこちらも女王になるには優勝が最低条件の古閑。トップと3打差の絶好の位置につけ、「もう少しバーディーを取れそうでしたけど、今日は良く出来たと思います」と納得の表情。明日は「基本はボギーを打たないこと。私が勝たないと始まらないので、狙える状況になったらガンガン攻めていきます」と気合い十分。最終戦までもつれた賞金女王争いも、残すところあと1日。明日はどんな展開が待っているのか、見逃せない1日となった。

2位 上田桃子
「2つのボギーが3パットで、かつミドルパット、バーディートライが3パットになって、ちょっともったいなかったですね。8、9番ホールはラッキーだったので、プラスマイナスゼロだけど、こういうゴルフしてると、せっかく入ってるのにもったいないというか・・・。15、16番ホールは自分の思ったようにしっかり打てたので、バーディー数はクリア出来たかな。去年セントアンドリュースで会った夫妻もわざわざドイツから応援に来てくれて、全英も来てくれたんですけど、応援してる姿がコース内で見えるので、その人たちの為にも頑張りたいと、みんなの為に頑張ろうと思います。今日はクリア出来たので、明日もう一日みんなで笑って過ごせるように、頑張りたいと思います」。

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