1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 無心の肥後、改良のケイ パッティングで競演

2018.8.22

無心の肥後、改良のケイ パッティングで競演

 2018年LPGAレジェンズツアー第3戦 『シブヤカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円)が6日、石川県金沢市・ゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,771ヤード/パー72)で開幕。大会第1日は、ツアー通算17勝の肥後かおり、ケイジャンヌが4アンダーで首位に立った。1打差の3位タイは安井純子、島袋美幸。(天候:晴れ 気温:35.2℃ 風向:西北西 風速:3.7 m/s)

 ツアー通算17勝。肥後かおりが心がけたのは、無心だった。というのは、約1か月前。今大会に備え、ウェッジ3本(50度、54度、58度)を新しくした。しかし、距離感の調整がうまくいかない。半信半疑の状態だった。ところが、百戦錬磨のベテランである。試合になれば、集中力が違う。奏功したのは、パッティング。

 「ショットはいまひとつでも、いいパッティングが決まった。ショートゲームで距離感が難しくても、うまくパーをセーブし、しのぐことが出きました。とにかく、パッティングでは、あまり考えすぎない。直感を大事に」と好調の要因を話した。また、台風の影響で風の読みが難しい1日。「キャディーさんと相談しながら、うまく攻略できたと思います」とうれしそう。経験はかけがいのない、一生の宝のものだ。

 一方、首位タイのケイ ジャンヌも、好スコアはパッティングの賜物だった。特に、前半はお見事。4つスコアを伸ばした。昨年2位と相性の良いコース。加えて、今年こその気迫がみなぎっている。「グリップの握り方を、ちょっと工夫した」そうだ。参考にしたのは、全米プロゴルフ選手権で優勝を果たした、ブルックス・ケプカ。「テレビ中継を見ていて、これだとピンときた。見よう見まねです。あすもきょうのように、いいモチベーションでプレーをします」。パット・イズ・マネーは、レジェンズ世代でも同じである。

【第1日 明日へ-ひとこと】

安井純子 (3位タイ:-3)
 「もう少し、スコアが伸ばせた気がした。でも、アンダーパーでプレーしたので良し、とします。ショットは可もなし、不可もなしだったけど、アプローチとパッティングでカバー。ノーボギーのラウンドでした。今回は暑さも克服しなければならない。あすの朝、調子をみて、また戦略立てる」

島袋美幸 (3位タイ:-3)
 「きょうは距離感がとてもいい。ナイスラウンドです。ティーショットで大きなミスがない。だから、リズムがとても良かった。あがりの2ホール、ナイスパーだったのは、そのおかげでしょう。最終日、予報では、天気が悪そうとのこと。いいスタートを切りたいと考えていたから、満足」

木村敏美 (5位タイ:-2)
 「今年初めての試合。とても新鮮な気持ちで、プレーができた。スタート前、とても緊張したのは、5月に首の手術をしたせいもある。ドクターストップで、きょうは今年、5ラウンド目。上デキだし、やはりゴルフは楽しい。あまり無理をせず、とにかく楽しく、です」

高又順 (5位タイ:-2)
 「パッティングが良かった。ショットもまずまずです。ただ、後半、自分へプレッシャーをかけ過ぎたせいで、スコアを落としたけど、最後まで粘りを発揮できたことが収穫。去年は、優勝争いをして勝てなかった。私の好きなコースだし、今年は巻き返します」

白戸由香 (15位タイ:0) ※ディフェンディングチャンピオン
 「ショットが安定せず、出入りの激しい1日。ティーショットがいまひとつだったことが原因でしょう。(今大会2勝で)コースのイメージは悪くない」

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索