小祝さくら、目標は5アンダー・プラス

＜Photo：Ken Ishii/Getty Images＞

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント　GOLF5カントリーみずなみコース（岐阜県）第2日

　2戦連続で予選落ちしているとは、この日のプレーを見る限りとても信じられない。小祝さくらは、自信に満ちあふれていた。「きょうは、第1ラウンド、残りホールのプレー中からショットが安定していた」という。とはいえ、最終18番のボギーを反省することも忘れない。「スイングが速くなっていたと思います。運もなかった」。15番、10メートル、16番では1メートルの連続バーディーを決めていただけに、いい流れをあすへそのままキープしたかったからだろう。

　「勝つ人は、やっぱりついていると感じることがあります。確かに実力も必要だけど、いろいろな要素が揃わなければ、簡単に優勝はできません。今年、惜敗した夜、私は日々の行いが悪いのかなぁ…。そんなことを考えたりしました」。ぽつりと漏らす。そこで、あすの最終日、新たな可能性を模索する。

　「今まで、優勝争いなどは、スコアボードなどをチェックしながらプレーしました。それでも、プレッシャーなどはありません。ただ、より集中するためには、自分で目標スコアを設定。それだけを目標にプレーすれば、もっといい面が引き出せるのでは、と考えた。最終日、最低でも5アンダーでプレーしたい」と心に刻んだ。人事を尽くし天命を待つ。黄金世代、今季3勝目の挑戦権を得た。