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2009.6.8

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 開催!

 2009LPGAツアーは第13戦目を迎え『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2009』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)が6月11日からの4日間、兵庫県神戸市の名門、「六甲国際ゴルフ倶楽部」(6,457y・Par72)を舞台に熱戦が繰り広げられる。

 今年で19回目を迎えた本大会は、国内のツアープレーヤーとトップアマチュアが多数出場するだけでなく、アジアオセアニア地域からの有力なジュニア選手やトップアマチュア選手が出場し、大会を大いに盛り上げてきた。その選手達がその後の活躍でプロになり、戦いの場を世界へ向け、すでに10名以上のUSLPGAツアープレーヤーが誕生している。昨年のメジャー「マクドナルド全米女子プロゴルフ選手権」を制し、一躍世界にその名を轟かせた、現在ワールドランキング2位のYani Tseng(ヤーニ・ツェン/台湾)も2004年、15歳の時にアマチュア選手として本大会に出場している。

 そして今大会注目されるのが、大会主催のサントリー所属、宮里藍。米ツアーの合間をぬって帰国参戦する。宮里は中学3年生の2000年からアマチュア選手としてプロのトーナメントに挑戦し、同年のこの大会でツアー史上最年少(当時)の14歳11ヶ月で予選突破(15位T)を果たした。宮城東北高校へ進学した翌2001年から2003年までは3年連続でベストアマを獲得。中でも2002年大会では最終日最終組でアマチュアとして優勝争いを経験し3位に食い込んだ。その後、宮里は数多くのアマチュア大会に優勝。2003年には念願の「日本女子アマ」、「日本ジュニア」のビッグタイトルを獲得し同年9月末の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で、ついにアマチュアとしては30年ぶりとなるツアー優勝を飾りプロへと転向した。翌2004年にはプロとして、そして所属選手として「サントリーレディス」に臨み、優勝を勝ち取った。まさにこの大会は宮里にとっての“原点”でもあり、記憶に残る思い出のトーナメントとなった。そしてさらなる目標として米ツアーに巣立っていった。今年で米ツアー参戦4年目となる宮里は悲願となっている優勝はまだ実現していないが、すぐ手の届きそうなところまできている。

 過去この大会にアマチュアとして挑戦し、現在のLPGAツアーを盛り上げている選手は他にもいる。横峯さくら、古閑美保、諸見里しのぶ、有村智恵、上原彩子、北田瑠衣、N.キャンベル、佐伯三貴、若林舞衣子といったシード選手らだ。アマチュアの時代からお互いのライバル達と切磋琢磨してきた結果プロになり、いまではツアーの中心選手として活躍している。今後も、ここから多くのアマチュア選手がツアープレーヤーとして巣立っていく姿を楽しみにしたい。

 また本大会では1997年に日本の女子ツアーでは初となる、主催者がツアーの出場権を持たない選手たちに門戸を広げた“マンデートーナメント”を開催している。毎年大会週の月曜日に実施され、今年は出場64名中の上位7名が本戦に駒を進めた。

 昨年大会の最終日は上田桃子と大山志保による、新旧女王対決に注目が集まった。両者が7アンダーの首位で並び、迎えた18番(392y/Par4)大山の約1メートルのパーパットが入らずボギー。上田が確実にパーパットを沈め、自らのバースデーも祝う勝利を飾った。

 今シーズンの日本ツアーではメジャー大会を除くと4日間トーナメントは僅かこの1試合だけとなる。“真の実力が問われる4日間”を制するのは、いったい誰なのか。


 6月10日(水)に行われる「アマプロチャリティートーナメント」(8:30スタート予定・観戦無料)は、今年も芸能界・スポーツ界からも参加いただき、プロとアマチュアがチームを組んで白熱したプレーを展開します。試合の時とは、また違った一面の選手たちの素顔もギャラリーの方々にお楽しみいただけます。

 本大会の主催者は、ご来場の皆様からのチャリティー金で、昨年までに消防自動車72台、消防ポンプ38台を神戸市に寄贈しています。それに加えて、地元神戸のゴルフ振興を目的としスナッグゴルフ34セットを神戸市内小学校のスポーツクラブに寄贈。さらに昨年度は日本赤十字社を通じ、中国四川省大地震義援金を寄贈しました。

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