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2018.10.21

アンソンジュ逃げ切りV 今季5勝目

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第33戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億8,000万円、優勝賞金3,240万円)大会最終日が10月21日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,528ヤード/パー72)で行われ、アンソンジュが通算12アンダーで今季5勝目を飾った。2位に5打差をつけスタートしたが、この日はボギー先行の苦しい展開。74とスコアを落としながらも、後続を振り切った。LPGAツアー通算28勝目、生涯獲得賞金10億円を突破。2位は通算10アンダーのキムハヌル、通算9アンダー、3位に安田彩乃が入った。(天候:晴れ 気温:20.9℃ 風速:3.0m/s)

 アンソンジュが、まっさきに口にしたのは、「74 ショックです」だった。今季5勝目、LPGAツアー通算28勝目は、ほろ苦い。「65、70、67、74は、やはりショックです」と繰り返す。最終日、オーバーパーの優勝は2017年開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント以来、2度目だ。

 「どれだけ経験しても、優勝することは大変なことだと思います。以前は、2週連続で優勝もあった。しかし、今はどうやって2週連続で勝てたのだろうと考えるし、思い出せない。1勝をするために、自分の力をすべて使わなければなりません。特にきょうはプレーをしている私でも、人間がやることじゃない、と思うぐらい大変でした」と苦難の1日を振り返った。

 2位へ5打差をつけてスタート。前半は1ダブルボギー、2ボギーの40と別人のようなプレーだった。「4番はバンカーで目玉の状況。仕方がなかった。ただ、7番では自分で力が入りすぎだと思う。9番はバンカーショットなど、ツキもない」。ハーフターンでアンは気持ちを切り替える。ここが勝負師たるゆえんだ。

 「このままでは優勝どころか、後悔だけが残る。後悔をしないためには自分らしくプレーをするだけでした。だから、後半の10番からはとにかく自信をもつ。開き直っていたのでしょう」と話した。その上で、ニトリレディスゴルフトーナメントで優勝して以降、2位が続いた心境を吐露。「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は、がんばった2位です。続いて、マンシングウェアレディース東海クラシックは、ちょっと頑張った2位。次のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントでは、大江さんが私より、もっとがんばった2位でした」と解説する。

 ところが、前週の富士通レディースの2位について、「私よりも、優勝した成田さんが上手だったと思うけど、私は私に負けてしまった。悔しくて、悔しくてたまらない。きょうも2位のカベを越えられないのではないか…。辛かった」。そうはいっても、苦しみの後には大きな喜びが待っているものだろう。

 たとえば、あと2勝と迫った永久シード権。「今年中には、正直にいうと無理ではないかと思います。可能性は1パーセントぐらい。できれば、あと1勝すれば十分」と控えめに答える。もうひとつ、賞金女王については、どう考えているのか。「まだまだでしょう。最後まで緊張しながらプレーですね。私もまた頑張らなければいけません」。とうとう、景気のいい話は聞かれずじまい。結果良ければすべて良し-はアンの脳裏にはなかった。ひたすら74の猛省のみ。これが強さを支えている。


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