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2018.11.10

黄金の秋が到来 松田鈴英、ツアー初Vは目前

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2018年LPGAツアー第36戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第2日が11月10日、千葉県長生郡長南町・グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)で行われた。松田鈴英が65をマーク。通算11アンダーで首位に立った。1打差の通算10アンダー、2位は黄アルム。永井花奈、佐伯三貴が通算9アンダーの3位タイで並んでいる。注目の賞金女王争いは、アンソンジュが通算8アンダー、5位タイ。通算7アンダー、7位の申ジエ、鈴木愛は通算5アンダーの10位タイで最終日を迎える。
(天候:曇りのち晴れ 気温:23.0℃ 風速:2.1m/s)

 秋を迎えて充実の黄金世代−といえば、松田鈴英。最終日を首位で迎える。この日は、特にショットの精度、パッティングが際立った。いったい、何が違うのだろう。「去年の経験が大きい」と話す。

昨年のプロテストでトップ合格。その恩恵で、8月からツアーへ参戦した。14試合で予選通過は、わずか4回。しかし、貴重な経験ばかりの毎試合だった。「実際にコースでプレーできた。どこへ打ってはダメなど、けっこう把握したと思います。それから、プレーだけではなくどういった日常を過ごせばよいかなど、体力面も今年は自分で工夫している。ホテルの部屋で軽くトレーニングを行い、ちょっとしたことでも、続けています」。

 一方、前日と違ったのは、コースマネジメントだ。「パー5の攻め方を考えた。ピンポジションによっていろいろ変化をつけて、第3打に注意した」という。3番は、スピンコントロールなどを考慮して、残り125ヤードの第3打をPWで2メートルにつけ、2番に続きバーディーを奪取。「第1日は70ヤードぐらいを残し、奥からにもかかわらず、予想以上に戻ってしまった」と説明する。

 当然、同じ轍は踏まない。NOBUTA GROUPマスターズGCレディースでの優勝争いの経験が活きる。「勝負は何があるかわからないけど、大丈夫だと思います。あの時、後半の9ホールでスコアを崩したのは、スイングが縮こまっていた。優勝を意識しすぎたことが原因です。あすはスコアを伸ばさなければ優勝はできないでしょう。1ホールずつ落ち着いてプレーすることです」と自身へ語りかけた。

 その日の疲れはその日にとることも好調が続く要因。「やはり、睡眠が大事です。18時30分から19時30分の間に休む。プレッシャーで眠れなかったことはありません。睡眠と緊張は別物ですよ」。果報は、しっかり寝て待つものだ。

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