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2018.11.21

中野スペシャル・17番へズームイン

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)

 この日、LPGA公式会見は例年以上の盛り上がりだった。いつも以上に今大会へ賭ける熱気が伝わる。特に、コースセッティングを担当した中野晶が数々のコンセプトを言葉にした。

 「2003年から同コースで今大会が行われています。今年、初出場の選手もいるけど、私の気持ちは、別のコースでプレーしているようなインパクトを与えたい、でした。慣れてほしくない。今年ならではのカラーを出すには、どうしたら良いかを考えた結果です」と口を開いた。その上で、「最後の最後まで勝負の行方がわからない。ハラハラドキドキするような試合。この体験を将来につなげてほしい、というたくさんの願いを込めて、宮崎カントリークラブの皆さんと取り組んできました」。

 最大の特徴はラフの深さにある。長さは80ミリでも、グリーンの周囲は100ミリ。しかも、芝を立たせた個所が点在し、ひと筋縄ではいかない。「選ばれた29人の戦い。それぞれのもっているテクニックをすべて出していただきます」と力を込めた。さらに、中野スペシャルというホールは、「17番」(317ヤード/パー4)。「プレーする選手の気持ちをバラバラにするホールだと思う。フェアウェイを絞って、ティーショットの精度を問うような。ティーグラウンドでは終盤ということもあり、かなりのプレッシャーを感じるでしょう。でも、いいショットをすれば、ごほうびがある。そんなホールです」と説明した。

 また、締めのひとことがユニーク。「選手の皆さんに毎日、ホールアウトすると、あ~ぁ疲れたになってもらいます」と言葉が弾んだ。

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