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2010.3.7

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 最終日

韓国のアン ソンジュがLPGAツアー初出場で初優勝の快挙!

 LPGAツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)の最終日が、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部(6,439yard/par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:19.1℃、風速:7m。昨日までの快晴とは一転し、時折激しい雨や強風が吹く難コンディションとなった最終日。各選手のスコアが伸び悩む中、一気に抜け出したのは日本ツアー初参戦のアン ソンジュ(韓国)。前半を1アンダーで折り返すと、後半は4つスコアを伸ばし通算10アンダー。2位以下を大きく離し、LPGAツアーメンバーでは最短記録となる、参戦1試合目での初優勝を達成した。5打差の2位タイには、諸見里しのぶ、有村智恵、青山加織、申ジエ(韓国)、朴仁妃(パク インビ・韓国)が入った。注目の宮里藍はこの日は72のパープレーで、7位タイとなった。

 優勝パットを沈めた直後は「頭が真っ白になりました」というアン。「凄い選手が沢山居るなかでこうして勝つことができて、嬉しいです」と喜びを爆発させた。強風で難コンディションとなるなかでも、「普段はもっと攻めるゴルフをしたりするのですが、雨風があったのでパーを確実に獲りにいきました。結果的にそれがチャンスになって、良いプレーが出来ました」と日本ツアー初出場とは思えない冷静な判断で、他に隙を与えなかった。女子選手では珍しく、3番アイアンを愛用。「昔から3番アイアンばかり練習していたので、今でも自信があります」というショットの正確性は、今大会の中でも際立っていた。韓国ツアーですでに7勝を挙げ、日本でもいきなりの優勝。今後の目標を聞かれると「1勝はもう達成してしまったので、もう1つ勝てればいいですね。でもまだルーキーなので、まずは1試合1試合に専念したいです」と謙虚なコメント。プレー以外でも気さくなアクションや性格で早くも“アンちゃん”と親しまれる。強烈な印象を与えた大型ルーキーが、今年のLPGAツアーの鍵を握りそうだ。

諸見里しのぶ
「もうちょっと出来たかな?という気持ちはありますけど、あまりショットが良くないなかでのラウンドで、この順位には満足です。でも正直、海外選手には負けちゃいけないという気持ちはあります。日本に来て簡単に勝たれては、日本ツアーが簡単に勝てるというイメージを持たれてしまいます。良い意味で精一杯戦って、切磋琢磨して、その一人として頑張りたいです」。

有村智恵
「ショットが完璧ではない中での優勝争いでした。ピンに付けたい時に噛み合わず、長いバーディーパットを残してしまいました。今日は攻めのゴルフをしなければいけなかったですね。もっと自信を持って攻めないといけないですし、そこさえ掴めればいけると思うので、来週以降に繋げていきたいです」。

青山加織
「落ち着いてゴルフが出来ました。ちょっと意識しちゃうかなと思いましたけど、自分の思った以上のゴルフが出来ました。開幕前は凄く不安がありましたけど、出だしさえ良ければ良いスタートが切れると思っていたので、この試合は大事でした。良い成績が残せて満足しています。今年の目標は、最終戦に出ることと、1勝は絶対したいですね」。

宮里藍
「(終わってホッとしたという感じは?)全然無いです。ただ1試合が終わったというだけです。フィーリングや天気が変わる中、自分の出来ることは3日間やれたとおもいます。ただ3週連続優勝とかは考えていませんでした。注目されるのは嬉しかったですが、ゴルフはそんなに簡単なものじゃありませんね。まずはしっかり休養して、ショートゲームの練習を引き続きやっていきたいです」。

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