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2010.4.18

西陣レディスクラシック 最終日

朴仁妃、念願の日本ツアー初優勝

 2010年度LPGAツアー第6戦『西陣レディスクラシック』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、熊本空港カントリークラブ(6,473yard、Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:20.5℃、風速3m。絶好の好天に恵まれ、1万3千人を超える大ギャラリーが詰め掛けた最終日。首位と4打差からスタートした朴仁妃(パクインビ・韓国)と天沼知恵子が後半に入って猛烈な追い上げを見せ通算7アンダーでトップに並び、勝負の行方はプレーオフへ。1ホール目、朴がバンカーからの3打目をピンまで約2.5メートルに寄せたのに対し、天沼のグリーン奥からの3打目は大きくオーバーしてしまいパーオンならず。このバーディーチャンスを確実に沈めた朴がプレーオフを制し、日本ツアー4戦目にして念願の初優勝を飾った。1打差の3位には申ジエ(韓国)。地元優勝が期待された上田桃子は4位タイ、不動裕理と有村智恵は6位タイでのフィニッシュとなった。

 米メジャー大会の優勝経験を持つ実力者・朴が、日本で一つ目の栄冠を手にした。これまで日本ツアーでは3試合に出場してすべて2位。前週の『スタジオアリス女子オープン』では有村智恵にプレーオフで敗れた。2週連続のプレーオフに苦手意識もあったというが、ウイニングパットを落ち着いて沈めようやく安堵の笑顔を見せた。『PRGRレディスカップ』では1位でホールアウトしながら罰打により優勝を逃すアクシデントもあったが、「アンラッキーだったと思うけど、あのときの気持ちが頑張る理由にもなりました」と悔しさを発奮材料に変えて勝利を掴んだ。「日本のギャラリーはアメリカと比べても負けないと思います」と話す朴は、今季の目標として「日米2勝」を掲げている。日米両ツアーを股にかけての活躍で、今後ますます存在感を増していきそうだ。

2位 天沼知恵子
「悔しいです。(プレーオフは)パターを打たせてもらえなかったですね。今日は最終組じゃなかったし、上とも差があったので、気持ち的には楽で落ち着いてプレーできました。前半もよかったけどパターが打ててなくて、パターが入ってればもっと楽に展開できたと思うけど…。プレーオフになるとは考えてなかったのでビックリでした。プレーオフにはずっと勝ってないので、誰か勝ち方教えてください(笑)」。

3位 申ジエ
「(18番、決めれば首位に並ぶバーディーパットの場面)緊張しました。最後のパットは一番プレッシャーがかかりました。(最終組はみんなスコアが伸びなかったが?)全体にアップする雰囲気がなかったですね。みんな守る感じだったのかな。今日はアゲアゲでできませんでした。今日はパットが決まらなくて、あとちょっとのところで止まったり曲がったりしていたので」。

4位タイ 上田桃子
「昨日までは練習グリーンから集中できてたし、自分の良いゾーンに入っていけたんですけど、今日は思うように集中できませんでした。昨日までの調子がいいときはもう一人の自分がいるような感覚があって、その自分に会いたいと思ってプレーしてたけど、思うようにパットできなかったので、自分の日ではなかったのかなと思います」。

6位タイ 不動裕理
「今日は入ってはいけないバンカーに入れてしまってました。なかなか寄らないし、まあいつもと同じパターンです。これが今年の私ですね。(バーディーフィニッシュで今季最高位)あれだけやらかしても10以内に入ったので、そういう意味では今後期待できるかなと。良くなってきてるところもあるし、悪いところもあるし…調子に波がありますね」。

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