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2019.2.14

2019ルーキー特集 第9回 稲見 萌寧

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

(※掲載は取材順)

恒例のルーキー特集をお届けいたします。開幕まで1カ月を切り各選手、総仕上げの時期。2018年最終プロテスト合格者の今をリポートしました。

 稲見 萌寧(イナミ・モネ) 1999年7月29日 東京都出身

 理想を追い求めることは、若さの特権かもしれない。しかし、現実に直面した時、いかに切り抜けるか。ターニングポイントである。「去年、サードQTで失敗してから、スイングを改造しています。私は現実ではなく、ずっと理想を追い求めてきました。ただ、成績が伴わなくなって…。父と相談し、すごく成績が良かった高校生の時のような感じで、シンプルにしようとテークバックからトップまで、すべてを変えています。小さな体の動きをすべて意識しながら、ひとつひとつていねいに。将来を考えての決断です。3月には完成したい」と話している。

 大改造だ。昨年11月から着手してから連日、10時間の猛特訓がスタートした。ゾッとするような毎日か-といえば、そうでもないらしい。「今、すごくやる気がある。毎日、毎日、うまくなりたい。その一心で取り組んでいるから、とても楽しいです」と笑顔をのぞかせている。かつて、ライバルはお父さんだった。「10歳の時、一緒にやってみるか、という話に…。2人で同時にスタートしました。私は、最初から空振りがない。スイングがきれいだとまわりの方におっしゃっていただきました」と振り返っている。

 アマチュア時代、スポットを浴びたのは高校1年生の時だ。日本女子アマチュアゴルフ選手権のメダリスト、日本ジュニアゴルフ選手権2位の他、LPGAツアーでも中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン10位タイ、ゴルフ5レデイスプロゴルフトーナメント11位タイなど、好成績を残し、翌年にナショナルチームへ。萌寧という名前も話題を呼んだ。

 印象派の巨匠、クロード・モネを想起させるからだろう。「作品は見たことがありますけど、どんな人かわかりません。なぜか、そうなってしまいました」。日本でもファンが多いモネは印象派の代名詞だ。プロ2年目の今年、どんな進化をアピールするのだろうか。


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