サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　第2日目

難コンディションのなか、飯島茜が単独首位に浮上

　2010年度LPGAツアー第14戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2010』（賞金総額1億円･優勝賞金1,800万円）の第2日目が、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部（6,499y、Par72）で開催された。

　天候：晴れ、気温：25.8℃、風速：3m。前日から続く好天の影響で硬くなったグリーンコンディションに多くの選手が苦しみ、アンダーパーでのフィニッシュはわずか8名となった2日目。この日トップに3打差の5位タイからスタートした飯島茜が難コンディションのなか5つのバーディーを決めてスコアを伸ばし、トータル3アンダーで単独首位に立った。1打差の2位タイには馬場ゆかり、青山加織、ニッキー・キャンベル（豪州）の3名が続いている。ディフェンディングチャンピオンの諸見里しのぶは1アンダーの5位タイ。初日首位の上原彩子は2つのダブルボギーなどで1オーバー13位タイまで後退した。

　この日70のラウンドでトップに躍り出た飯島。INからスタートし14・15番で連続バーディーを奪ったものの、続く16番ではダブルボギー。流れが止まり掛けたかに見えたが「ダボのところも悪いショットでは無かったけど、ボールがアンラッキーな跳ね方をしたりして。でもそこで切れずに出来たので後半に繋がったと思います」と気持ちを持ち直した後半は、10パット。時間の経過と共に硬くなるグリーンをものともせず、後半はスコアを3つ伸ばした。「アイアンショットも良いので、ドライバーがもう少し当たってくれれば良いんですけど、ラフにはあまりいってないので、スコアメイクに繋がっていますね」と新調したドライバーとの相性次第では、2年ぶりの優勝も見えてきた。

2位タイ　馬場ゆかり
「（序盤の4バーディーで）今日はどうなるんだろうってラウンドでしたけど、簡単には良いスコアを出してくれないですね。悔しいですけど受け止めなきゃいけないですね。残り3ホールは足が張っている感じがして、それがスコアに出ちゃったかなと思います。あと2日は長い2日間になると思いますが、良くも悪くも、楽しみながらストレスが掛からないようにしたいです」。

2位タイ　青山加織
「私としては一つでも伸ばしたかったので、昨日に比べたら納得はいってません。周りも伸びてないし難しかったとは思うけど、ミスを減らせば伸ばすことはできると思うので。グリーンに硬さが出てきてるし、奥にいくのを警戒してしまって、思い切ってバーディーを狙うホールが少なくなっています。4日間は体力的に辛いですけど、そこはもう自分の気持ち、メンタルで戦い抜きたいです」。

2位タイ　ニッキー・キャンベル（豪州）
「アイアンの調子も上がってきたのでバーディーチャンスが増えました。（4年前にこのコースで優勝して）このコースがとても好きですし、相性も合っているので、明日からの2日間はベストを尽くし、バーディーをたくさん取れるようにしていきたいです」。