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2010.6.12

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 第3日目

馬場ゆかりがノーボギーの70で首位浮上

 2010年度LPGAツアー第14戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2010』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)の第3日目が、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部(6,499y、Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:25.9℃、風速:5m。好天に恵まれ、多くのギャラリーが訪れた3日目。難コースに苦戦する選手が続出するなか、この日混戦を抜け出したのは馬場ゆかり。2バーディーノーボギーの70をマークし、単独トップに立った。1打差の2位には飯島茜。さらに2打差の3位タイには上原彩子、服部真夕、イムウナ(韓国)の3選手が続いている。

 この日のアンダーパーラウンドは僅か8人という厳しい条件のなか、ノーボギーのラウンドで首位に立った馬場。「初日、2日目ともボギーもダボも打ったので、最終組だし多少のボギーはしょうがないと思ってスタートしたんですけど、今年1番の良いラウンドでしたね」と本人も大満足の内容。そんな好スコアのキッカケとなったのは、“新クラブ”と“気持ちの切り替え”。まずは「先週はフィーリングが合わなかった」というパターを新調。ウェッジも新しいものに替え、「安心感というか、ちょっとグリーンを外してもアプローチでイメージが出やすくて」と良いイメージで今週に臨むことが出来た。そして気持ちの面では先週に予選落ちをし「かなり悔しかったです」と落ち込んでいたが、「何かこうもっと気持ちをルーキーの心を思い出してやりたいというのがありました」と予選落ちした日曜に髪を20センチも切る思い切った気分転換。そして今大会の初日の晩には、「どうせ夜ご飯を食べるなら、野球を見ながら食べようと思って」とプロ野球の試合を観戦し刺激を受けた。「やっぱり後ろを見たくないですし、今週は1週間楽しんでやろうと決めているので、最終組でも楽しみたいです」。自ら率先して行動し好結果に繋げた馬場。最終日は果たしてどんなプレーを見せるのか。

 そして単独首位でスタートした飯島はこの日3バーディー・3ボギーの72。「ショットは日に日に良くなってきていて、ドライバーは今日また新しいものにして、飛距離が戻って来たので安心してプレーできました」と調子の上がらないドライバーショットを修正すべく、当日の朝に届いたばかりのドライバーを使用してのラウンドだった。「今週はパットとアイアンが良かったので、そこで勝負しようと開き直りました。今日は新しいドライバーがすごく良かったですし、いつもの距離が戻り出しました」と自信を取り戻して最終日を迎える。

3位タイ 上原彩子
「(途中まで)良い感じだったんですけど、16・17番がもったいなかったですね。ショットは良かったです。(悪いショットを気にしないために心がけているのは?)1球に集中するということと、スタート前に何個バーディーをとるか目標設定をしています。ちなみに今日は5個です。(明日は)今日伸ばせて、まだ良い位置についているので、4日間でコースのセッティングも難しいですし、最後まで何があるかわからない。優勝目指して頑張りたいです」。

3位タイ 服部真夕
「上も伸びていなかったので、まだまだチャンスはあると思ってやっていて、16番でバーディーをとってヨシと思ったんですけど、最後の3パットが余計でしたね。(全体的には)ティーショットも良くなってきたし、しっかりフェアウェイから打てて、チャンスにつけやすかったんですが、(今日も)グリーンが止まらなくて、距離の計算が難しかったですね。(明日は)私は伸ばすしかないので、それだけを考えながらやっていきたいと思います」。

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