2019.4.3
装い新たに、永井花奈の挑戦
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2019年LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円 優勝賞金1,800万円)が4月4日、静岡県袋井市・葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,564ヤード/パー72)で開幕する。3日はプロアマトーナメント。平成最後、満開の桜を背景に、ゲストとともに素晴らしい1日をすごした。
永井花奈は、今年からヤマハと用具契約を結んだ。恒例のヤマハスイングレディース撮影会へ参加。すっかり同社の顔といったたたずまい。「クラブ、ウェアも。それから、新たにスイングコーチ、トレーナーさんが加わりました。練習方法などもすべて見直し、気分一新です」と言葉が弾む。開幕5戦目、スポンサー大会は、結果を残さなければならない。
昨年は第1日、ホールインワンを達成。5位タイとまずまずの成績だ。満開の桜を愛でるゆとりなどない。難攻不落の山名コースを、どう攻略するのか。「葛城は大好きです。いいショットを打てば、結果がスコアへストレートに表れる。風が吹いて、忍耐も試される。優勝はしたいけど、欲張らずに予選通過を目指します。安定したプレーをしたい」と淡々と語った。とはいえ、心強い味方もいる。「キャディーさんが以前、葛城ゴルフ倶楽部のスタッフでした。コースを熟知しているのは頼もしい」と加える。
オフから飛距離アップに取り組んできた。「ヘッドスピードを上げるための練習をしています。素振りを多くして、とにかくクラブを振る。続けてきて感じたのは、少しずつでも、スイングスピードも上がり、体力もついてきたと思います。今年が楽しみ」。飛距離アップはプロ、アマを問わない、ゴルファーにとって永遠のテーマだ。
2018年のドライビングディスタンスは、229.08ヤードで75位。19年はここまで73位と順位は、ほぼ変わらないものの、219.10ヤードで、これから−の印象を受ける。実力がストレートに反映される難コースで、どれほどのパフォーマンスを披露できるか。大仕事である。
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