2019.4.5
大人のゴルフをアピール 大山志保、スイッチオン
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第2日
難度が高ければベテランの出番。大山志保がこの日のベストスコア、68をマークして存在をアピールした。「第1日の内容がすごく悪かった。きょうのテーマは、たとえ調子が悪くても、何かをつかんで終わる-です。いろいろ試した。前週の宮崎では、予選落ちで悔しかったです。でも、落ち込んでいられない。やるべきことをしっかりやらないと…。シーズンは長い」。有言実行だ。第3戦で久々の優勝を飾った上田桃子は、大山の頑張りを自身の奮闘材料としたという。
「記事を読んで、すごくうれしいと思います。ありがとう、と祝福のメールをしました。今、ツアーでは、どんどん若い選手が出てくる。みんな飛距離が出るし、思い切りがいい。私の20代の頃とはレベルが違う。そんな選手と戦うには、私自身、相当な努力が必要。持病と相談しながらですからね。しっかりと脳をつかい、大人のゴルフができたらと思う。だけど、日々、いろいろなことを学んでいる。きょうも勉強させていただきました」とコースへ、感謝のメッセージを。気配りと向上心の人だ。
決勝ラウンドの2日間、目指すのは「大人のゴルフ」ということを改めて言葉にした。「ダイエットと一緒で、私は短期集中型。しかし、本当に大切なことは日々の積み重ねですね。ダイエットは、一気にすればリバウンドがあるし、元に戻るのが速い。体重も、ゴルフも気長にコツコツとやりたいなぁと思う」と前置きし、「今年、結構、体重を落としたけど、誰も気がついてくれないんですよ」と、ボソッとつぶやく。桜がとても似合うプロゴルファーは、日本一のガッツポーズが身上。4バーディー、ノーボギーのプレーで満足するわけにはいかない。
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