序盤の大一番、琵琶湖で12日開幕

＜Photo：Ken Ishii/Getty Images＞

　2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第2戦『Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament』（賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円）が4月12-14日の3日間、滋賀県栗東市・琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖／三上コース（6,356ヤード／パー72）で開催される。

　食料生産、エネルギー変換の分野での課題解決を追求。未来につながる社会と、より豊かな暮らしの実現を目指しているヤンマー株式会社との共催で行われる。昨年は、上原美希が、唯一のアンダーパーをマーク。序盤戦のビッグトーナメントを制し、自身ステップ・アップ・ツアー通算3勝目を飾った。 

　ディフェンディングチャンピオンの上原。開幕戦のrashink×RE SYU RYU／RKBレディースで、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った吉川桃、ステップ・アップ・ツアー通算4勝を挙げ、昨年2位と優勝争いを演じた青山加織など、108人が出場予定だ。 

　琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖／三上コースは過去、日本女子プロゴルフ選手権大会、日本女子オープン、日本オープンなどの公式戦をはじめ、数々のトーナメントが開催されたチャンピオンコース。賞金総額3,000万円、序盤の高額賞金大会を制し、マネーランキング争いを牽引していくのは、誰か。

　第3回を迎える大会は、よりスケールアップした。近い将来、日本を代表し世界へ羽ばたく選手を支援する−ことを柱に掲げて発足。「昨年まで、行った高額賞金で選手をサポート。3日間競技で実力を養う、という2つのコンセプトは同じです。ただ、ひとつ足りなかったことは、緊張感の場を提供することでした。今年はギャラリーの皆さんに試合を観戦していただきます。たくさんの方に見てほしい。ということで、無料に」という。

　さらに、地域に根差したトーナメントをつくるため地元、栗東市の後援でアプローチチャレンジ、特産品の販売など、さまざまなイベントを展開する。ギャラリープラザを打撃練習場の後方に設置。「食事をしながら、選手の練習を見られます。多くの方に女子プロゴルフを身近に感じてほしいですね」とPRする。

　ちなみに、コースは2021年、日本オープンゴルフ選手権の開催が決定。選手もチャレンジ精神倍増のモチベーションとなるだろう。