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2019.4.13

ヌック・スカパン 心機一転、首位浮上

 2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第2戦『Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円) 大会第2日が4月13日、滋賀県栗東市・琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖/三上コース(6,356ヤード/パー72)で行われた。タイ出身のヌック・スカパンが、通算4アンダーで単独首位へ浮上。2打差の通算2アンダー、2位は木下彩、さらに2打差の3位タイに、P.チュティチャイとアマチュアの上野菜々子が続いている。(天候:晴れ 気温:13.9℃ 風速:3.4m/s)

 難コースで68を叩き出したヌック・スカパン。好調の要因はパッティングだった。「フィーリングがバッチリ。グリーンは、ストレートラインはあまり残らない。スライスかフックのどちらかに切れることが多い。おかげで、ラインが読めたし、すべてが良かった。今回から3年前に使用していたパターに戻したけど、自信を持ってストロークすることができた」と説明する。

 グリップがシャフトの約半分を占めるパターで、6バーディーを奪っている。「このパターはグリップが長い分、バランスが良い。気分転換で替えただけだけど、うまくいきましたね。18番の6メートルのパーセーブが、きょう一番気持ち良かったです」。スライスラインを読み切り、ど真ん中からカップに沈め、最高の締めくくりだ。

 替えたのはパターだけではない。登録名もブッサバコンからヌックになって、心機一転。タイでは、子供が産まれたときや幼少期に、親が愛称をつける習慣がある。幼少時から慣れ親しんだ愛称の『ヌック』へ、今年から変更した。同じタイ出身のP.チュティチャイもウィンの愛称があり、日本ではウィンちゃんと呼ばれている。チュティチャイとスカパンは、タイの同郷で両親も親密な関係だ。

 「お姉さんのような存在」のチュティチャイと、あすは最終組でラウンドする。「イェーイ!本当にうれしい。試合で同組は初めて。ウィンちゃんは、ショートゲームが上手で、とても尊敬できる先輩。私が勝っているのは、飛距離ぐらい。でも、勝敗は別です。今大会はパッティングの調子が良い。あすだけはウィンちゃんに勝ちたい」。スカパンの今年の目標は、優勝とステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1位だ。

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