2019.4.19
永井花奈、難コースでさらに上昇
<Photo:Masterpress/Getty Images>
KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)第1日
意外に感じたのは、今季初の60台ということだろう。永井花奈は、開幕戦から予選落ちがない。しかし、シーズンのベストスコアだとは気がつかなかった。「クラブやスイングを替えたりしました。開幕戦を迎えるまで、もう少し時間があればという感じ。調子はジワリと上がっています。課題はあるものの、それなりに予選を通過して、まずまずの状態でここまで来た」という。
今大会は、ツアーでも名うての難コース。とはいうものの、相性がいい。昨年も8位タイだった。「難しいコースは、まわりやすい。私の場合は、です。というのは、チャンスをモノにできなかったら、もったいない…。そればかりが頭に残り、イライラするからです。その点、今回のようなコースでは仕方がないと割り切ることがはやい」と分析。それにしても、この日は、パッティングが素晴らしかった。
「9番の4メートル、10番では左横から8メートルのバーディーパットが入って、11番も左奥6メートルが決まった。開幕からL字を使っていたけど2週前、逆にヘッドの大きいパターへ替えました。ちょっと手打ち気味かなぁ、と感じたから」。加えて、基本に忠実だったことも見逃せない。「きょうのラウンドでは、迷ったまま打つことが1度もなし。やるべきことを確認した。注意事項を口にしてから、プレーを。自分自身へラウンドレッスンしている感じが良かったかもしれませんね」と話していた。
慎重の上にも慎重を期す。後悔先に立たずということか。
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