2019.4.27
ヌック・スカパン、2試合連続優勝
<Photo:Masterpress/Getty Images>
2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第3戦『九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円) 大会最終日が4月27日、佐賀県武雄市・武雄ゴルフ倶楽部(6,230ヤード/パー72)で行われた。2週間前、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾ったヌック・スカパンが、通算5アンダーで2試合連続連勝。1打差の通算4アンダー、2位は工藤優海が入った。(天候:曇りのち晴れ 気温:16.8℃ 風速:4.4m/s)
今回も決着は18番だった。通算4アンダーで先に工藤優海がホールアウトし、首位タイで迎えた最終ホール。505ヤード、パー5で果敢に2オンを狙った。「手前のバンカーでも、グリーンオーバーでもいい。グリーンの真ん中を狙ってハイブリッドで打ちました」と21度のユーティリティーから、グリーン奥へ。第3打のアプローチはショートして、6メートルのバーディーパットが残った。「上りのフック。ラインに乗ったので、入ったと思った」と、会心のストロークを披露する。ボールがカップへ吸い込まれる前に、腕を上げたほどだ。
「力を出し切った。10、11番の連続バーディーで良すぎたことで、不安になり13、14番で連続ボギーを叩いたけど、目が覚めた。しかし、私のプレーは優勝しても、まだまだです」。3戦2勝の好成績を喜ぶのではなく、反省の言葉が多かった。「第2日を終えて、優勝できると自分にプレッシャーをかけすぎた。だから、前回より今回はプレッシャーがきつい。1勝すると、また勝ちたいって気持ちがさらに強くなる」という。その上で、「プレッシャーで、スイングがたまに速くなり、9番では第2打が隣のホールへ。17番も、第1打を右へ曲げたけど、木に当たってうまく、フェアウェイに戻る幸運に助けられた。もっと、もっと成長したいです。残り17戦あるけど、目標をあと何勝とは決めません。1戦1戦、勝ちにいきます」と気を引き締めた。
開幕3戦で2勝、史上4人目の2試合連続優勝を飾ったスカパンが、シーズンをけん引する。次戦から、時代は令和へ-。
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