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2019.6.13

安全第一の65 イミニョンの9番に仰天 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

2019年LPGAツアー第15戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が6月13日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、65をマーク。今季2勝目を目指し、イミニョンが首位に立った。1打差の6アンダー、2位は新垣比菜。5アンダー、3位タイに鈴木愛、イボミなど4人がつけた。ディフェンディングチャンピオン、成田美寿々は3アンダー、13位タイ。(天候:晴れ 気温25.5℃ 風速2.8m/s)

 第1日、イ ミニョンはインスタート。最終9番でため息がもれるほど、素晴らしいプレーを披露した。第2打はピン奥13メートルだ。「パーでいいと思ってストロークした」のは当然だろう。バーディーを狙うには手前からがセオリー。ピンの奥からは、ほとんどノーチャンスである。しかし、ボールは吸い込まれるようにカップイン。マジックを見ているような気分がした。7バーディー、ノーボギーは梅雨の合間の青空のように爽快だっただろう。

 「100%です」と、満点の評価を与えた。ただし、「すべてが満点だったわけではない。1Wの第1打が左へ行くこともあった。上手にパーセーブをできたところが、3ホール。自信満々でプレーしたわけではありません。運が良かったと思う」。運も実力の内だ。100%の評価には強運を引き寄せた、安定した精神状態も含まれていた。

 ゆとりを生んだのは、72ホールの勝負であること。「たとえ、ミスをしたってもう1日チャンスがある。普段から、それほどアグレッシブに攻めるわけではないし、安全第一です。大きなミスをしたくないから」と、ごく控えめに話した。そうはいっても、1Wから繰り出すパワーフェードは、ツアーナンバーワンの声がある。ぜひ、ご覧いただきたい。

「フェアウェイキープが大事です。その次は、アイアンの距離感。距離感が合えば、チャンスが生まれる」という三段論法を展開した。それだけに、アドバンテージを握ったことで、心の余裕が出る。でも、慢心はなし。「集中力を高めて、より安全に」と繰り返した。

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