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2011.7.15

スタンレーレディスゴルフトーナメント 1日目

有村智恵がアルバトロスとホールインワンの快挙達成で首位発進

 2011年度LPGAツアー『スタンレーレディスゴルフトーナメント』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の初日が静岡県裾野市の東名カントリークラブ(6,500Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:31.6℃、風速:4.3m。照りつける太陽の下、スタートした初日。有村智恵が8番ホール・パー5の2打目をカップインさせ、自身2度目のアルバトロスを達成すると、16番ホール・パー3ではホールインワンを達成。日本女子プロゴルフ協会44年の歴史のなかでも、初となる1ラウンドでアルバトロス&ホールインワンの大記録達成した有村が、通算7アンダーで首位に立った。
2打差の2位タイには、米山みどり、表純子、横峯さくら、森田理香子、酒井美紀、カンスーヨン(韓国)の6人が続いている。

 LPGAツアーでのホールインワンの確率は過去10年と前週までの統計で約604ラウンドに1回。アルバトロスの確率は約17,896ラウンドに1回と、非常に低い確率。そんな難記録を1ラウンドで同時に達成した有村。毎日ラウンドしたとしても、単純計算で約29,614年はかかる程の大記録達成後は「ちょっと怖かった」と恐怖すら覚えたようだった。
記録の始まりは1バーディー・1ボギーで迎えた8番パー5。残り190ヤードのセカンドショットで3番ユーティリティを持った有村。「ショットは少し薄目に入った感じでしたが、クリーンに打ってしまうとあの場面ではオーバーしてしまうと思っていたので、コントロールした上での薄目のショットです」とピン手前5mに落ちたボールは、カップに吸い込まれた。「入ったのは、周りのギャラリーの反応でわかりました。ほぼ完璧なところにボールが落ちて、勢いで入ったのではなく、しっかりとコントロールして行けたショットです」と会心の1打でスコアを一気に3つ縮めた。

「ホールインワンは昨年のエリエールレディスでのプロアマで、自身初めてでした。ホールインワンよりアルバトロスのほうが多い選手なんて居ないよねという話をしていたら…」と16番パー3で放った8番アイアンでのティーショットは、ピン手前5mに落ち、カップに吸い込まれた。「完璧なショットでしたけど、本当に入ってしまって」と驚きを越えて怖さすら感じたという有村だが「アルバトロスとホールインワンをしても、まだ6アンダーだったので、何かダメだなとキャディーさんと話していました。17,18番もバーディーが取れるホールなので、気を引き締めました」とすぐに気持ちを切り替え、17番でバーディーを奪った。「明日も明後日もあるので、浮かれないようにしていきたいですし、最終日を終わって素直に喜べるような結果でありたいです」とさらに気を引き締めて2日目に臨む。

表純子 (2位タイ:-5)
「(有村と同組のラウンドで)智恵に追いついていこうと思ってラウンドしました。いやー、良いものが見られましたね。それも2つも。ここのコースは相性が良いので、頑張ろうと思います。(今日は)バーディーがなかなか入らなかったのですが、後半入るようになりました。明日は(今日の有村のアルバトロス、ホールインワンのうち)1つぐらい分けて欲しいですね。アルバトロスはまだ経験したことがないですが、ホールインワンは試合で1回あります」。

米山みどり (2位タイ:-5)
「バーディーを取れたのが、ロングホールなので、アプローチが良かったのかなと思います。チャンスでロングパターが入ってくれたので、流れが途絶えずにラウンドできました。
最近パットの調子がよくなく悩んでいたんですが、長尺パターの一番初めに使っていたものに戻しました。パターの調子が良かった頃の一番初めのものに戻そうと。今日使っていたのは、4~5年くらい前に使っていたものです。先週の休みのときに、家の倉庫から見つけました。フィーリングが良かったですし、初めに使っていた長尺パターに嫌な気持ちもないので」。

横峯さくら (2位タイ:-5)
「2~3mのパットを外していましたが、仕方がないですね。グリーンが遅いので、タッチが難しかったです。最後にバーディーが取れたので、良い締めくくりが出来ました。(有村さん)すごいですね。17番にいたときに16番から歓声が聞こえてきて、「また智恵ちゃん」って思いました。本当にすごいですよね」。

森田理香子 (2位タイ:-5
「(ノーボギーは)びっくりしましたね。(先週はプチ合宿していたと思いますが、修正点などは?)上半身が突っ込んでしまう癖があって、ショットが安定していないので、それを下半身リードでスイングをするようにしてきました。(コースは)昨年の方がラフも長いイメージ。今日もラフにつかまりましたが、それほど長いところにはいかなかったので、運が良かっただけかもしれません。(優勝スコアなどのイメージは)あります。明日以降も今日みたいに伸ばしていかなければいけないなと思っています」。

茂木宏美 (77位タイ:+2)
「(有村と同組のラウンドで)どちらのボールもピンに対して飛んでいっていいボールでしたね。じつは、このスタンレーで2005年も辛炫周さんがアルバトロスを達成された時にも同じ組で回っていました。今日の有村さんのアルバトロスもホールインワンも両方とも落ちた時に、入ったと思いましたね。いいものを見せてもらいましたね」。

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