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2019.8.23

山本薫里が初優勝 3人POを制す

 2019年LPGAレジェンズツアー第2戦『シブヤカップ』(賞金総額2,500万円、優勝賞金375万円)最終日が23日、石川県金沢市・ゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,771ヤード/パー72)で行われ、山本薫里がレジェンズ初優勝を飾った。勝負は大混戦。通算6アンダーで並んだ肥後かおり、斉藤裕子とのプレーオフへ。1ホール目で鮮やかなバーディーを奪い、大混戦にピリオドを打った。(天候:曇り時々晴れ 気温:28.1℃ 風速:5.0 m/s)

 優勝した山本薫里は、初経験のプレーオフ。ましてや、相手は経験、実績ともに豊富な肥後かおりと斉藤裕子だった。当然、緊張感はマックスへ。第1打は右のラフだった。しかし、残り131ヤード、9Iの第2打が素晴らしい。右からの風に細心の注意を払い、ピン左横のバーディーチャンスにつける。ウイニングパットを決めると、ガッツポーズと最高の笑顔をみせた。

 この日は、2番から3連続バーディーを奪う。後半に入ると、14番でイーグル奪取。首位を快走していた斉藤裕子をとらえた。15番でボギーとしたものの、続く16番で取り返す。勢いが違った。

 「ウイニングパットは、ショートだけはしないように心がけた。ラインにそって、真っ直ぐストロークしたら、うまく決めることができましたね。普段、ガッツポーズなんてしたことがない。でも、今回は自然に手が上がりました」と言葉が弾んだ。優勝だけではなく、イーグル賞、ベストスコア賞など、特別賞などをほぼ総ナメに。猛チャージの要因を、前日に同組の安井純子、白戸由香から学んだ。

 「グリーン上で打ちきれなかったりしていたけど、安井さんや白戸さんは本当にしっかり打ちきっていました。最終日は絶対、しっかりストロークする。きょうのテーマでした」と感謝の言葉を添えている。今季はレジェンズルーキー。開幕戦の「ふくやカップマダムオープン」2位、今回で早くも優勝を飾った。「レジェンズはもちろんだけど、ステップ・アップ・ツアーも頑張りたい」。次週の「山陰合同銀行 Duoカードレディース」も全力投球する。

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