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2012.7.22

サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 最終日

木戸愛が後続を振り切りツアー初優勝

 2012年度LPGAツアー第19戦『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が、茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブ(6,535Yards/Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:20.0℃、風速:2.4m。前日同様に過ごしやすい気候のなか行われた大会最終日。この日も首位からスタートした木戸愛は、前半でスコアを2つ落とし一時は後続に並ばれるも、後半に4つのバーディーを奪ってトータル14アンダーまでスコアを伸ばし、3日間首位を守る完全優勝でツアー初勝利を飾った。2打差の2位には全美貞(ジョンミジョン・韓国)、3打差の3位タイには韓国のキムソヒ、申ジエ(シンジエ)が入った。

 2位に4打差の単独首位でスタートした木戸。同組にはツアー50勝を誇る不動裕理、現在賞金ランキング1位を独走する全美貞と、初優勝を目指す木戸にとってはまさに試練のラウンドだった。そんな緊張が伝わるなか、スタートホールの1番でバーディー。しかし同組の不動も1番でバーディーを奪い、木戸をしっかりとマークする。その後不動は5番、7番でもバーディーを奪うと、首位の木戸は7番(パー4)で3パットのボギー。そして9番(パー3)では、ティーショットを右に大きく曲げてダブルボギーとし、一気に首位に並ばれてしまう。それでも木戸は「ダブルボギーを打った時はすごく緊張しましたけど、不動さんと並んだ時点で、その状態、ドキドキ感が幸せだなと思ったので、今日は全ての状況を受け入れようと思っていました」と気持ちを切り換え、10番、11番を連続バーディー。その後は息を吹き返したように14番、17番でもバーディーを奪い、優勝を決定づけた。「6番のバーディーパットを外した時に、グリーン上で時間を掛けすぎていたので、リズムを大切にしようと思いましたけど、すぐに結果はついてきませんでした。でもそれを貫き通して後半はリズムが良くなったので、遅くないジャッジだったんだと思います。スコアを落として並ばれた時も、気持ちが引いた時は一瞬も無かったです」と勝因を振り返った。

 「初めは地元の公立の高校に行くつもりだったんですけど、強い選手に揉まれるのは一番いい事だと両親に言われて東北高校(宮里藍、有村智恵らの出身校)に行くことになって、今ではそう言ってくれた両親に本当に感謝したいです。シーズン後半戦も続くので、今シーズン中に2勝目を挙げられるように、強い気持ちでチャレンジしたいです」。優勝への強い気持ちがついに実ったプロ5年目の夏。万感の思いを胸に、さらに上へと突き進む。


全美貞 (2位:-12)
「今日は前半にバーディーを取れなかったのが残念でした。でも最後バーディーで終われたので、すごく気持ちよく帰れます。(同組の木戸選手は)最初から緊張しているように見えたけど、後半は頑張っていたし、いいプレーができていたと思います。来週は韓国でゆっくり休みます」。

申ジエ (3位タイ:-11)
「今日はノーボギー(4バーディー)で回れたので満足です。今日優勝した木戸さんは初優勝だそうですが、最後まで自分のゴルフをしたことが優勝につながったのではないでしょうか。今回の復帰戦でいいプレーが出来たので、これから私も再スタートしたいと思います。以前のゴルフの感覚が戻ってきたので、これからが楽しみです。今回も最後まで応援してくれたギャラリーの方たちに感謝したいです。出来るだけコンディションを整えて、また日本の試合に戻ってきたいと思います」。

不動裕理 (5位:-10)
「昨日までの2日間も後半伸ばせていなかったので、そこが問題でしたね。(後半は攻めにくい?)距離感が合わないし、パッティングもちょっとずつ違いましたね。でも今週は全体的に良かったので、来週はもうちょっと調子が良くなるようにします。最近ベスト10に入れるようになっているので、いい傾向だと思っています。(同組の木戸選手の印象は)思い切りやってて、あまりプレッシャーを感じないように見えました」。

チェナヨン (18位タイ:-5)
「今日はショットは良かったけど、パッティングでボール1個分ズレて入らなかったのが6、7ホールあったのが悔しかったです。全米女子オープンが終わってから取材が多くてあまり練習できなかったけど、日本にコーチがきてくれていろんな練習ができたし、それを試合で実践できたのでよかったです。今回3日間プレーして、日本のギャラリーの方はクッキーやケーキをくれたり、たくさん応援してくれたので嬉しかったですし、感謝しています。また日本に戻ってきたいし、その時はもっと頑張ります」。

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