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2012.9.1

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 2日目

有村智恵が単独首位に浮上

 2012年度LPGAツアー第24戦『ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、岐阜県瑞浪市のみずなみカントリー倶楽部(6,537Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ時々雨、気温:32.2℃、風速:1.2m。晴れ模様でスタートした2日目は、午後に入ると突発的な大雨、そして雷雲接近により競技が2時間弱中断するなど、終始不安定な天気。そのなか首位に踊り出たのは、首位と1打差からスタートした有村智恵。最終ホールはダブルボギーとしたが、連日の67をマークし、通算10アンダーとした。1打差の2位タイには木戸愛、アンソンジュ(韓国)、黄アルム(ファンアルム・韓国)の3選手が続いている。

 上位陣がスコアを伸ばすバーディーラッシュのなか、17番ホールまで7つスコアを伸ばす完璧なゴルフを展開していた有村智恵だったが、最終ホールに落とし穴が待っていた。打ち下ろしのパー4のティーショットは右のラフへ。そしてセカンドショットは極端な左足上がりでエッジまでは100ヤードの距離。しかしピン方向には大きな木がそびえ立っていた。ここで有村は「素振りでクラブが抜けたので、左足上がりだし、木は越えると思いました。でも球が上がる分、距離が落ちるので、アイアンの番手を上げなければいけなかった」と9番アイアンで木越えのショットを選択。「横に出すにしてもラフに逆らうので難しいと思ったので、グリーンの左でもいいと思って打ちました」というセカンドショットだったが、それでもボールは木を越えず、林の中へ。「予想以上に距離が出ませんでした。3打目も大ケガする可能性もありましたし、4打目もミス。もうちょっとどうにか出来たかな」と最終ホールは結局ダブルボギーに終わり、通算10アンダー。辛うじて単独首位に立ったものの、悔いが残るホールとなった。それでも「それ以外は大きなミスもなく出来ました。2日目で良かったとプラスに考えて、明日また気持ちを切り換えていきたいです」と前向きに振り返った。明日は高校時代の後輩である木戸愛との最終組。「この前一緒にラウンドした時は最終組の一つ前でしたけど、今度は最終組。前は彼女のツアー初優勝を心から願っていましたけど、優勝した今度は違う。自分もしっかりと優勝を狙って行きたいです」と闘志を漲らせる。「最近は勝ち星にこだわっていますし、全美貞さんの通算20勝や李知姫さんの通算17勝までは、近そうで遠い。そこに早く届きたいですし、そのためには一つ一つの積み重ねが大事。勝てるチャンスがあったら、しっかり狙いたいです」と最終日は勝ちにこだわったプレーで優勝を手繰り寄せたい。

 そして1打差の2位タイにつけた木戸愛。この日はピンチらしいピンチも殆ど無く、「満点に近いゴルフでした」とノーボギーの65をマーク。「以前はグリーンを外した時のアプローチでボギーを叩くことがありましたけど、今日はそのアプローチが1回も無かったです。グリーンを外したらそれでしょうがないし、怖いことは無いです」と課題のアプローチをしないほどのショットの好調ぶりで、早くも2勝目が近づいた。「初優勝した時は、強い気持ちで押し切ってという内容だったので、今度はさらに強い気持ちで行こうと試合に臨んで、返って空回りしていました。今週はいい意味でいい加減というか、リラックスしていて、強い気持ちだけでは勝てないんだと改めて感じました。“勝ち方”ってあるんだなぁと感じましたね」と精神的にも成長が垣間見えた今週。「有村先輩と以前に一緒にラウンドして、近いうちに優勝争いしたいと思っていました。今週は思いっきりチャレンジしたいです」。木戸はこれまで有村と同組になった過去3回で、スコアで有村を上回ったことは1度もない。大一番で迎える4度目の挑戦で、“優勝”という真の成長した姿を見せたい。

アン ソンジュ (2位タイ:-9)
「(最終18番は?)入りそうになかったラインだったので、嬉しくて思わずガッツポーズしました。いい気持ちで2Rを終了することができました。(13番グリーンで中断して)待っている間に体が重くなってしまいましたが、最後にバーディーでボギー分を挽回できたので、今日のスコアには満足しています。明日もいいプレーができるようにしたいです」。

黄アルム (2位タイ:-9)
「(今日は)いいプレーでした。(中断中は?)寝たのでさらっと時間がすぎてくれました。昨日の方がショットもパットも良かったけど、運が昨日よりも良かったです。アプローチがうまくいったり、長いパットが入ったりと運が良かったです。(今回は妹がキャディ?)言いやすいですし、楽しいからやりやすいです。成績がでなくても楽しいですね。(明日の最終日は?)久しぶりの最終組なので、集中して落ち着いてやりたいです。妹と2人がんばります」。

服部真夕 (5位タイ:-8)
「(10番は?)イーグルきませんでしたね。なんだか私だけ取り残された感じになっています。表さん、若林さん、森田さん、青山さんがイーグルを取っていて、えーっ!って。ギリギリいくかいかないかだったんですけどね。パットは9メートル。惜しかったんです。スコアは伸ばしたんですけどね。欲を言えば、あとひとつ伸ばしたかったです。状態はいい感触です。(明日に向けて?)パットを打てたもん勝ちだと思うので、伸ばすしかないです。しっかり伸ばして、少しでも上にいきたいです」。

成田美寿々 (5位タイ:-8)
「(今日は)アイアンの距離感が合っていました。アイアンのミスがゼロというのが大きかったですね。昨日よりドライバーは悪かったけど、その分アイアンが良かったです。(賞金ランキングは61位で?)シードはとても意識しています。今の目標は最悪シードをとりたいです。シーズン初めには、1勝してリコーに出ることが最初の目標だったので、出来る事なら達成したいです。(明日は?)最終日は1度もスコアを伸ばせたことがないので、小さい目標ですけど、1つでもスコアを伸ばせたらと思います。あわよくば優勝争いしたいですね」。

福田裕子 (13位タイ:-6)
「(今日のプレーは?)昨日ほど、打てていないし、入らなかったですね。パットだけじゃなく、ショットも打てていなかったので、仕方ないです。グリーンは雨もあってかなり重たいですからね。結構打ったなと思っても、思ったほど届かなかったり…。今日で2ケタいくのはスタート前からわかっていたし、最低でも12以上はいっておかないとという気持ちはありましたけどね。ここからが山です。天気が変わるのは仕方ないので、明日は普通に終わりたいです」。

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