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2012.9.7

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目

大会2日目はサスペンデッド 暫定首位に有村智恵

 LPGA公式戦第3戦『第45回 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』の大会2日目が滋賀県甲賀市のタラオカントリークラブ 西コース(6,670Yards,Par72)で行われた。

 天候:晴れのち雨、気温:31.0℃、風速:0.9m。残暑厳しい快晴のなか行われた2日目だったが、午後に入り突如雷雲が発生。その後コース上は激しい雷雨となり、14時56分に競技が一時中断。その後も天候の回復が見込めないため、17時に雷により大会2日目の競技はサスペンデッドとなった。これにより午後スタートの22組・62名の選手がホールアウト出来ず、明日8日(土)の7時より、第2ラウンドの競技を再開する予定となった。この日ホールアウトした中でスコアを伸ばしたのは首位と5打差の6位タイからスタートした有村智恵。出だしから4連続バーディーを奪うなど、この日65をマークし、通算10アンダーで暫定首位に立った。1打差の暫定2位には前日首位の吉田弓美子が続いている。なお、第3ラウンドの開始は8日(土)の10時30分を予定している。

 スタートホールの1番で2m、2番で2m、3番で10m、4番で1mのパットを決め、出だしから4連続バーディーを奪った有村智恵。続く5番ホール・パー4では、ティーショットがラフに入り、セカンドショットは出すだけ。サードショットはかなりの距離が残るピンチを迎えたが、これを1mに寄せてパー。「ああいうパーセーブが出来るとティーショットも思い切って打てるし、あのホールがキーになりました」とこれで勢いに乗った有村は、最終ホールもバーディーで締めくくり、ついに首位の吉田を逆転。通算10アンダーの暫定首位で予選ラウンドを終えた。「2日終わってこのスコアは良いスコア。昨日よりティーショットも安定してきて、11番のボギーさえなかったら…。(満足度は)60点から70点です」と本人は厳しい評価。それでも「昨日までは持ち球のフェードボールで調子を上げたいと思っていましたけど、なかなか球が捕まってくれなくて。それで昨日の練習場でストレートに近いドローを打ったら、今のイメージに合っていて。フェードにこだわらず、気持よく振っていこうと心がけたら、今日は曲がらなかったです」と得意な持ち球にこだわらない姿勢が好結果を生んだ。

 持ち球にこだわらない姿勢は最終18番ホール・パー4でも表れた。残り189ヤードのセカンドショットで、ピンは右の奥。本来なら持ち球のフェードやストレートで攻める場面だが、「つま先上がりのライでしたし、絶対に左に行く自信があったので、あそこを狙っていきました」とグリーン右のバンカー方向からのドローボールでピン手前4mにつけた。「今もフェードが持ち球であることは変わらないです。でもフェード一本だけじゃないんだということを今日は思いました」とこれまでの殻を破った1打だった。「これが最終日だったら今日は100点に近いでしょうけど、まだ2日あるので今はまだ60点。あと2日、最後まで結果を残すことが大事です」とあくまで見据える先は、初のメジャータイトル。「4日間大会で優勝できる人は本当に強いですし、強い人が4日間大会を勝つイメージ。私はまだ4日間大会で優勝できていないので、心のなかでそれがちょっと引っかかっています。優勝すれば自信を持てると思いますし、あと2日間、集中力を切らさずに頑張りたいです」と兜の緒を締めて、決勝ラウンドに臨む。

 そして初日の圧巻のプレーから明けた、2日目の吉田弓美子。「1番、2番ホールでチャンスだったので決めたかったですけど、それが入らなかったので今日1日我慢のゴルフだったと思います」と言うように、この日の吉田は前半こそスコアを伸ばすものの、12番で池に入れてダブルボギーとするなど我慢のゴルフ。直後の13番、14番でバーディーを奪ったが、上がりの17番、18番ではボギー。結局有村に首位の座を明け渡す形になったが、「私らしい終わり方だったと思います。正直11アンダーまでいったので、12アンダーまで伸ばしたい気持ちはありました。でもメジャーはそんなに甘くないということですね」と笑って振り返る余裕を見せた。第3ラウンドは暫定首位の有村との同組が濃厚。「有村さんは今年に掛ける思いが強いと感じましたし、今日はスコアを伸ばしてくると思っていました。同い年だけど1回しか同組でラウンドしたことがないので、こうしてメジャーで一緒に回れるということは、私にとってプラスじゃないかと思います。有村さんは目標の一人でもありますし、常に追いかける立場で見ていきたい」と同世代のライバル対決にも注目が集まる。

大江香織 (14ホール終了時点:-6)
「6番のセカンド(フェアウェイ)で中断。(ノーボギーで今日のプレー事態は良いリズムで?)ショットは昨日より良くて、ちょっとパッティングはいまひとつという感じです。後半に入ってから流れがわるかったので、明日は新しい気持ちでできるかな。(上が10アンダー、明日以降は?)あと、4ホールで2つバーディーを取れるように頑張りたい。8アンダーにして、決勝ラウンドに臨みたいです」。

金ナリ (暫定5位:-5)
「今週はパッティングが良いので、スコアにつながっています。4~5メートルが何回か入ってくれているので。このコースはティーショットをみすしたら、ラフが深いので、難しいです。フェアウェイをキープできれば良いスコアが出ると思います。(メジャーの優勝がすごく欲しいので、明日からもっと頑張りたいと思います)

横峯さくら (8ホール終了時点:イーブンパー)
「中断は、18番グリーン、右サイドのラフです。(明日27ホール)あと9ホールと18番のベストを尽くすという感じなので。今日のプレー自体は結構ラフに入っていたかなという感じなので、明日しっかり調整して」。

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