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2012.11.3

ミズノクラシック 2日目

イボミが64をマークし、単独首位に浮上

 全米女子プロゴルフ協会公式戦『ミズノクラシック』(賞金総額120万ドル、優勝賞金18万ドル)の大会2日目が、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブ(6,506Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:14.8℃、風速:3.6m。前日以上の強風に見舞われた2日目。各選手がスコアメイクに苦しむなか、韓国のイボミが8バーディー・ノーボギーの64をマークし、通算10アンダーで単独首位に浮上した。4打差の2位には今シーズン9個目のイーグルを記録した森田理香子。6打差の3位タイには上原彩子、チェナヨン(韓国)ら5選手が続いている。

 「今日はフェアウェイを外したショットは1回もありませんでしたし、風もあまり気になりませんでした」と他の選手が風に苦戦するなか、完璧なゴルフをみせたイボミ。「次のショットをどの位置から打てばいい結果になるかだけを考えてプレーしたのが良かったのかも」と最後まで集中力を切らさないプレーで、この日のベストスコア64をマーク。「今日はショットもパットも良く、自己ベスト(63ストローク)を更新するかと思ったくらいでした。ベストスコアは出ませんでしたが、この難しいコンディションのなかで、このスコアが出せて良かったです」と笑顔で今日のプレーを振り返った。兼ねてから米ツアーへの興味を持っているイは、「米国の選手や強い選手が多数出場していますけど、その中で自分の力を出しきるいい機会」と今回の試合を位置づけている。明日優勝を手にすることが出来れば、2014年までの米ツアー出場権を手にすることができるが、「優勝したらどうするという事は、明日の結果が出るまでは考えたくないです。とにかく自分の力を出しきるだけ」と慎重な姿勢。2位に4打差をつけて迎える最終日だが、油断は一切見られない。

 そして13番・パー5で、今シーズン9個目となるイーグルを達成するなど、4つスコアを伸ばした森田理香子。「あんなに近く(2.5m)に寄るとは思いませんでしたけど、狙った所に打てて、当たりも良かったです」と1996年の福嶋晃子が記録した年間最多イーグル数(ホールバイホールの記録が残る1990年以降)に並んだ。「みなさんにあと1個と言われて意識はしていましたけど、なかなか取れるものではないし、嬉しかったです。もう1個取れればいいですけど、明日頑張りたいです」と記録更新にも意欲を見せた。このイーグルで一時は首位に立った森田だが、その後の5ホールで3ボギーとスコアを落とし、首位とは4打差。「今日はショットが曲がってアイアンもピンに寄らず、それでも前半は耐えていたのですが、14番以降に大きく見えてしまいました」と反省しきりだが、「4打差と言ってもイーグルを取れば差は少し。バーディーも取れるコースですし、今日みたいに上がりでこういうゴルフをしないように、少しでもスコアを縮めて相手にプレッシャーをかけていきたいです」と前向き。逆転優勝へ自信を覗かせた。

上原彩子 (3位タイ:-4)
「(10番のダボは?)2打目のジャッジが、思ったよりも風が強かったですね。思っていたバンカーよりもさらに一つ手前のバンカーにつかまってしまって、アゲインストの風があそこまでとは…。30ヤードぐらいショートしてしまいましたね。(今日のパープレーは?)前半が良かったので、やはり後半ですね。明日も風のジャッジが難しいと思うので、今日大きなミスをしたところでは丁寧にプレーしたいし、今日のミスを踏まえて番手のセレクトもしていきたいです。明日はたくさんバーディを取って、積極的に行きたいです」。

チェナヨン (3位タイ:-4)
「(今日は)昨日より風が強いと思いましたが、全体的にスコアが良くそんなに悪くないゴルフができました。(明日は)トップと6打差ということで優勝は難しいかもしれませんが、自分のプレーをするように心掛けたいです。(本大会の)最高順位が昨年の3位なので、それを上回りたいです」。

カリーヌ・イシェル (3位タイ:-4)
「(今日は)とにかく風が強くて、とてもタフなコンディションでしたね。ショットをコントロールするのが難しかったです。ロジカルなゴルフが必要でした。(満足できるラウンド?)パットにまで影響する(風の)強さだったので、ロングパットの距離感はもちろん、ショートパットのキープも大変でした。結果的にこのスコアでプレーできて、とても良かったです。(明日は)強風を予測しているので、(もし強風なら)より冷静なジャッジが必要になるので、しっかり準備したいと思います」。

ジェニー・シン (3位タイ:-4)
「(今日のラウンドは)今週は特にパットをしっかり打てています。アイアンが少し不安定でしたが、何とかパットで形良く1ホール1ホールを終えることができました。風に対してどう打つかなど考えすぎず、流れに身を任せ、直感を信じて今日のスコアが出せました。
今週は風邪を引いているので、明日はいい体調で臨みたいです。しっかりチャンスを作れるように丁寧な攻めを目指します」。

アンジェラ・スタンフォード (3位タイ:-4)
「(今日のラウンドは)風が強くてタフなプレーでした。(明日は)もっと良いプレーをしたいです。(天気予報では)風が弱まるとのことなので、クラブ選択はしやすいと思います」。

上田桃子 (8位タイ:-3)
「(もう少しスコアを伸ばせた?)後半(バーディーが)取れなかったですね。前半が我慢のゴルフだったので…。最終ホールだけ、ティーショットもセカンドも思い通りに打てました。明日も天候次第だとは思いますが、最後まで諦めずにやっていきたいですね。(今日のゴルフを自分で採点するなら?)80点くらい。今日は自分の気持ちをオンにできる状況ではなかったので、明日は出だしから気持ちをオンにして、とにかく上だけを目指してチャレンジしていきたいです」。

ツェンヤニ (8位タイ:-3)
「今日はショートパットを何度も外してしまいました。昨日よりはいいラウンドでしたが、最後のボギーは本当に必要なかったです。明日からはショートはもちろんロングパットもしっかり決めて、チャンスを待つのではなく自分で作っていけるように頑張りたいです」。

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