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2012.11.4

ミズノクラシック 最終日

ステーシー・ルイスが7打差を逆転し、米ツアー今季4勝目

 全米女子プロゴルフ協会公式戦『ミズノクラシック』(賞金総額120万ドル、優勝賞金18万ドル)の大会最終日が、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブ(6,506Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:17.2℃、風速:2.7m。快晴の絶好のコンディションで行われた最終日。各選手がスコアを伸ばすなか、首位と7打差の8位タイからスタートしたアメリカのステーシー・ルイスが10バーディー・2ボギーの64をマークし、逆転で今季米ツアー4勝目を挙げた。1打差の2位にはイボミ(韓国)。2打差の3位には上原彩子が入った。

 この日は首位と7打差の8位タイからスタートしたルイス。「実は昨日のラウンド後の練習でパットの感覚が良くて、逆転するような予感をしていました」と手応えを掴んでのスタートだったが、その予感通り、序盤から4バーディーを奪い、前半は33。その後も「フロントナインで3つ伸ばすことが目標だったので、それが思った以上に早く達成したのが良かった」と勢いは止まらず、16番では8m、17番ではこの日9個目となる5mのバーディーパットを決めると、圧巻は18番。ピン右横からの7mのパットを見事に沈めて3連続バーディーで締めくくった。優勝の掛かった土壇場で、世界ランキング2位の実力を存分に発揮したルイス。「私自身、こんな大逆転での優勝はおそらく初めて。少し信じられない気持ちです」とクラブ契約を交わすミズノ主催のトーナメントでの優勝に、喜びもひとしおだった。

 「賞金女王のタイトルは朴仁妃選手で決まりでしょうけど、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトルは確実なものに出来ましたし、本当に嬉しいです」と1994年のベス・ダニエル以来、18年ぶりとなる米国人選手によるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得に王手をかけ、2012年は飛躍の年となったルイス。「これまでの年と大きな違いは感じないですが、優勝争いを多く経験したことが、今年の大きな成長に繋がっていると思います」と着実に成長を重ねる27歳が、さらなる飛躍をみせた瞬間だった。

イボミ (2位:-10)
「(残念な結果でしたが?)心残りがありますね。1番ホールからパットが入らなくて、それが入っていれば結果は全く違ったと思います。(16番でスコアボードを確認して)“ここで入れないとチャンスはないな”と思いパッティングしたんですが、入りませんでした。でもラインは思ったところに打てたので悔いはありません。最終日・最終組でまわると緊張するのは当然ですが、ショットに関しては悪くなかったので悔いはないです。パットが入らなかったのが、優勝できなかった要因だと思います」。

上原彩子 (3位:-9)
「(上位と1打差まで迫っていたのは?)ボードで確認していました。上もスコアが伸びていなかったですし、伸ばしていこうと思ってプレーしました。(最終日のこのプレーは?)調子も良かったですし、今日のプレーは自分の中でもプラスになりました。(USのQTに向けては?)課題は中間距離です。あとは攻めもできているので、来週からもアグレッシブにやっていきたいです」。

ツェンヤニ (4位:-7)
「(3日間振り返って)本当に楽しかったです。ショートパットを外すなど、残念なこともあったけど、なにより好きな日本に来られて、多くの友人、ファンにまた会えたことが嬉しいです。ステーシーとのラウンドは本当に心地良かったです。彼女のパッティングの上手さにはいつも驚かされます。改めてゴルフは最後まで何が起きるかわからない、そしてどれだけ勝ち星を挙げても学べるものが尽きないから楽しいと再認識できた一週間でした」。

森田理香子 (9位タイ:-5)
「(今日は)集中力が続かなかったかな…。(途中で上位との差も縮まりましたが?)手応えとかは全くなくて、ショットの感覚もしっくりきていなかったです。結局、最後までつかめないまま終わってしまいましたね。(来週に向けては?)気持ちは変わらずに、まだまだ甘いところがあるので、もっと練習します。いい時もあれば、悪い時もある。でも悪い時にでもスコアを伸ばせるようなゴルフをしていかないといけませんね」。

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