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2013.3.17

ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 最終日

全美貞がプレーオフを制し今季初優勝

 2013年度LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会最終日が、高知市香南市の土佐カントリークラブで(6,232yard/par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:15.9℃、風速:3.5m。穏やかなコンディションのなか行われた大会最終日。60台のスコアが次々に飛び出すバーディー合戦のなか、この日ともに首位と2打差からスタートした全美貞(ジョンミジョン)とヤング・キムがトータル9アンダーで首位に並び、勝負の行方は2名のプレーオフ(18番・パー4)にもつれ込んだ。プレーオフ1ホール目を全が先にパーとしたのに対し、キムがパーパットを外して試合が決着。全が開幕2試合目で今季初優勝、ツアー通算22勝目を挙げた。トータル8アンダーの3位には、上がり4連続バーディーの猛チャージを見せた森田理香子が入った。

 「ホッとする優勝でした」。昨年圧倒的な強さを誇った女王は、安堵の表情で今シーズン1勝目をこう振り返った。「(シーズンが始まると)このシーズンはどうだろうという不安があるので、こういう答えが出て良かったです」。先週の開幕戦では優勝争いに絡めなかった全美貞だが、今週は開幕2試合目で早くも優勝という結果を手にした。

 「韓国で一緒にプレーしていた時は、私は新人でヤング・キムさんは大先輩。声をかけられない存在でした」という憧れの先輩、ヤング・キムとのプレーオフ。先にパーパットを沈めた全に対し、キムがパーを逃すという形での勝利だったが、「好きな先輩なので申し訳ない気持ちもあります」と語るように、敗れたキムを気遣うように歩み寄ると、静かに抱き合って健闘を称えた。

 この優勝により、最大の目標と公言する永久シード権の獲得まであと8勝と迫った全。今シーズンもツアーの中心選手として大きな存在感を発揮するだろう。


ヤング・キム (2位:-9)
「プレーオフはとても緊張しました。でも、今週は平常心でラウンドすることができたのですごく満足しています。ギャラリーや大会関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。優勝できなくて、応援してくださった方々には申し訳ない気持ちですが、次こそは応えられるように頑張りたいと思います」。

森田理香子 (3位:-8)
「(優勝には届かなかったが…)いえ、満足です。14番まではアイアンを引っかけたりしていましたけど、どうにかパーを拾えていました。14番から気をつけているところを意識してやったら(それ以降は)良くなりました。パッティングが入らなくてもショットが絡んでくれたり、何かが悪いと何かが良かったりして、全部良くてもいいスコアにつながらないこともありますから、これからもミスしたあとのリカバリーを頑張ってやっていきたいです」。

原江里菜 (4位タイ:-7)
「(15番のボギーは)悔しいです。バンカーショットの調子が良かったし、ピンも近かったので、(セカンドショットは)バンカーに入ってもいいと思って打ちました。15番は攻め方のミスだったので、流れ的に仕方がないです。でも、今日は3日間の中で一番よく身体が動いた。緊張感の中で身体が動いたことが収穫です。あの15番のボギーは当分悔しいと思うので、忘れられるように来週頑張ります」。

穴井詩 (4位タイ:-7)
「今週はショット、パットともに良くなかった。ひたすらショットを真っ直ぐいくように考えてました。ある程度真っ直ぐはいきましたが、ショートホールはダメでした。色々と試行錯誤して、今日のゴルフでアイアンのモヤモヤは無くなりました。でもティーショットはまだまだです。16番でスコアボードを見てから、伸ばせなくなりましたね。(ここまで上位とは)予想していなかったので、見なきゃよかったと後悔しました。でも今週は課題も明確になって、収穫の多い3日間でした」。

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