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2013.6.7

ヨネックスレディスゴルフトーナメント 1日目

力に優るもの

LPGAツアー第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』の大会1日目が6月7日(金)、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ(6,336Yards/Par72)で開催された。初日は表純子が5アンダーで10年ぶりの単独首位発進。1打差の2位タイには佐伯三貴、一ノ瀬優希ら5選手が続いている。(天候:雨、気温:18.1℃、風速:0.8m)

10年ぶりの単独首位。若手が台頭するLPGAツアーで、賞金シード最年長の表純子が魅せた。曇り空のなかスタートした表は、1番ホールから3メートルのバーディーパットを沈めて好スタートを切ると、続く4番では2メートル、7番では1メートルにつけ、バーディー。INに入ってもその勢いは衰えず、11番までに5アンダーとスコアを伸ばした。しかし開催コースであるヨネックスCCは、ツアーでも起伏が激しい事で知られる難コース。セカンドから10ヤード以上の打ち下ろしや打ち上げ、つま先下がり、つま先上がりなど、様々なライからグリーンに乗せる技術と巧みな距離感が要求される。


快調にスコアを伸ばしていた彼女が迎えた、17番・パー4。ティーショットを右のラフに落としてしまい、セカンドショットは15ヤードの打ち下ろし、そして左足下がりのライで前方に木。通常であればクラブ選択や打ち方に迷う場面だが、彼女は違った。キャディーを務めるご主人とひとこと、ふたこと交わすと、スッとクラブを抜き、迷いなく振り切る。ボールはカラーで止まり、そこから難なく2パットのパー。経験から弾きだしたピンまでの距離、そして最善の打ち方、完璧なマネジメント。ショットまでの動作には一切の無駄が無く、力みも無い。これが10年以上もの間、ツアーの第一線で活躍できる武器、『経験』。それは時に『技術』と言う名に形を変え、体力や筋力といった『力』にも優る。


「プロアマまでショットが左に引っかかっていたので、クラブを指一本分くらい短く持って振り切るようにしたら、今日はショットが良かったです。調子が良いので優勝したいという思いは強いですし、グリーンが綺麗で明日もみんなスコアを伸ばして来ると思うので、自分も伸ばして行きたい」。勝てば7年327日ぶりの快挙。表の準備はいつでも出来ている。


佐伯三貴 (2位タイ:-4)
「ショットは絶好調ではないので気をつけながら、ある意味自分のゴルフに集中出来ましたね。グリーンはいい状態なので、私はここのグリーンスピードが合っていました。私はパターが生命線なので、これを生かせるようにバーディーチャンスにつけて、少ないチャンスをモノにしていきたい。スコアが出たのは徐々に良くなってきてると思うので、しっかり明日から頑張っていきたいです」。

福田裕子 (2位タイ:-4)
「調子はずっと変わらないけど、今日はいつもより寄ってくれて、パッティングも入ってくれて噛み合いました。このコースは簡単ではないので、いいスコアが出てよかったです。(首位の表選手とはこの日同組)今日は表さんがビシビシつけていて、ベテランなのにシードで上位にいてやっていけるのはスゴイなと思います。同じ組でやるのは今年2回目だけど回りやすかったですし、今日はペアリングも良かったですね」。

城間絵梨 (2位タイ:-4)
「開幕からの3~4試合は自分でプレッシャーをかけて緊張していたけど、スタジオアリスくらいから自分のゴルフが出来るようになったかな。開幕のときよりは上り調子だと思います。(同世代の比嘉真美子がすでにツアー2勝)刺激になっているし、自分ももっと頑張りたいという気持ちになりました。(自分のゴルフの長所)飛距離が出るほうだと思うので、ティーショットでバンカーを越せたり、きざんでも他の人より短いクラブで打てるのは長所だと思います」。

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