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2013.6.21

ニチレイレディス 1日目

異色のルーキー・辻梨恵が金田久美子と並び首位発進

 『ニチレイレディス』(賞金総額 8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会1日目が、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,584Yards/Par72)で行われた。プロ1年目の辻梨恵が今シーズン自己ベストとなる67をマークし、5アンダーで首位スタート。同じく5アンダーで金田久美子が並び、1打差の4アンダー・3位タイで吉田弓美子、木戸愛が続いている。

 連続予選通過記録更新中の横峯さくらは、2アンダー・11位タイ。2週連続優勝を狙う森田理香子は、2オーバー・53位タイと出遅れた。 (天候:曇り、気温:22.1℃、風速:0.8メートル)

 実家がお寺、趣味は茶道。異色のプロフィールを持つルーキー辻梨恵が軽やかに初日の主役に躍り出た。スタートは実力選手が集まるアウトスタートではなくインスタートから。3組目でスタートした辻は、17番まではイーブンーパーグループに静かに潜伏していたが、18番でバーディーを奪うと、折り返した1番から3番まで4連続となるバーディーラッシュを見せ、一気にリーダーボードを急浮上。4番のスコアボードで「一瞬だけ見ました」と自分の順位を確認したが、そこからスコアを崩すことなく5アンダーでホールアウトし、自身初の首位発進を決めた。

 今年がツアー初参戦となる辻。異色のプロフィールも相まって開幕前から注目を集めたが、開幕戦から4戦連続予選落ち。しかし先週のサントリーレディスオープンでは初日に8位タイにつけるなど「ツアーに慣れてきました」と語るように徐々に適応を見せている。先週の試合後約1ヶ月ぶりに実家に戻り「チワワに癒されました(笑)」と素朴に笑う顔はどこにでもいそうな普通の、そしてちょっと古風な女の子。そんな辻が明日最終組で対峙するのは、かなりイマドキの金田久美子。面白い対決になりそうだ。


 先週悔し涙を流した金田久美子が、リベンジに向け好発進を切った。その派手なファッションと外見に注目が集まる自称"ギャルファー"の金田だが、実は人一倍の人情家。先週悔しい2位フィニッシュで「今までで一番悔しいぐらい悔しかった」と大いに涙を流したが、そのわけは大好きなお父さんに、父の日に優勝をプレゼントしたかったから。

 「いい父の日だったよ」と帰りの車中で言われ、ゴルフ場で流し切ったはずの涙がまたこぼれたという。しかしリベンジのチャンスはすぐにやってきた。明日22日はお父さんの誕生日。優勝をプレゼントしたいかと問われると「メチャしたいです」。間髪入れず、熱い想いが込められたイマドキの言葉が返ってきた。


吉田弓美子 (3位タイ:-4)
「(体調は?)すっかり元気になりました。初日はいいスコア。(先週に続いて)優勝争いができたらいいですね」。

木戸愛 (3位タイ:-4)
「点数をつけるなら70点。ショットもパットもよかったですが、うまくマネジメントできなかったのが反省です。今日の組み合わせは良い緊張感がありました。楽しかったです」。

横峯さくら (11位タイ:-2)
「後半パー3で2つのボギーはすごくもったいなかったですが、ショット自体は悪くないので、また明日頑張ります」。

森田理香子 (53位タイ:+2)
「疲れました。練習場では調子が良かったのですが…今日は最悪でした。最後バーディーを獲ってあがれたので、また明日ですね」。

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