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2019.11.22

第2R やはり、鈴木愛

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第38回大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)第2日

 データは雄弁に語っていた。65をマークした鈴木愛は現在、セカンドラウンド平均ストローク1位。第2日、随所でスーパーショットを披露した。2番、144ヤードの第2打を8Iで、カップ10センチにつける。7番でも、10センチへ寄せ、楽々とバーディー奪取で上位をうかがう。

 極め付きは、11番。85ヤードの第3打を直接カップインして、イーグルを決めた。「打った瞬間、ピンに寄っていく感じがした。ラッキーです」と謙そんしながら説明する。セカンドラウンドの強さは特筆ものだ。

 とはいえ、スカッと笑顔だったわけではない。どちらかといえば、ご立腹の様子だ。14、15番の連続ボギーが要因だ。「まぁ、腹が立ちましたね。さすがに、連続ボギーはいただけない。ただ、15番のパーパットはいい感じでストロークできたけど、カップの手前で切れてしまった。仕方がないけど、やはりボギーはボギーです」と話した。とはいえ、17、18番で連続バーディーを奪って、「とりあえず良かったかなぁ」。折り合いをつけている。

 前夜は、通常の倍の時間、入浴で体の芯まで温めた。「きのうは、疲れのピーク。(入浴で)かなり体力を回復できたと思う。落ち着いてプレーできたし、集中力を保てたことが大きい」と話している。一方で、「第1日は、ショットがひどかった。バンバン練習をしたら、久しぶりにいい感じです」とも。課題のアイアンショットを修正してみせた。

 いよいよ、LPGAツアー史上初の4週連続優勝がかかる決勝ラウンドだ。36位タイから31人抜きの5位タイへ浮上。首位とは3打差である。「パッティングが、ちょっと怪しい。リズムがいまひとつのような…。これからテンポを調整したいと思います」。危険を未然に察知する能力は人一倍だ。

 だから好調期間が長い。ただ、気になるのはサードラウンドの平均ストローク。71.19で16位である。ちなみに、賞金女王を争う申ジエが1位。まさにムービングデーだろう。正念場を迎える。

(メディア管理部・中山 亜子)

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