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2013.7.20

サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2日目

いざ、女王・アニカ越えへ!
表純子が圧巻のプレーで優勝に王手

 茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブ(6,474Yards/Par72)で開催された、LPGAツアー第19戦『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』の第2日目は、9アンダーの単独首位からスタートした表純子が圧巻のプレーでスコアを伸ばし、日本人選手の予選ラウンド36ホール最少記録となる、通算16アンダー(128ストローク)で単独首位を守った。

 5打差の2位には吉田弓美子。6打差の3位には辛炫周(シンヒョンジュ・韓国)が続いている。(天候:曇り、気温:25.2℃、風速:3.3m)


 バーディーが止まらない。前日、9アンダーの自己ベストスコアを叩き出した表純子。この日もその勢いは止まらなかった。スタートホールであいさつ代わりのバーディーを奪うと、前半は4アンダーの32。圧巻は後半。「ショットが曲がりだして…」と14番ではセカンドショットが木に当たるトラブルで、初のボギーを喫したが、16番で9メートルのバーディーパットを沈めてすぐに流れを変えると、17番ではグリーンカラーから約15メートルのパットをねじ込み連続バーディー。そして最終18番ホールは50センチに付けるスーパーショットで"お先に"バーディー。同組の吉田弓美子も「いいものを見せていただきました」と脱帽のプレーでこの日を締めくくった。

 「どうしてですかねぇー…自分でもわからないけど、パッティングの時にあとひと伸びが伸びてくれるんです」と周囲が唖然とするスコアにも本人は涼しい顔。こうなると注目が集まるのは、アニカ・ソレンスタムが持つ54ホール最少ストローク、24アンダー(2003年ミズノクラシック)の更新。「24ですか。いやー…でも20アンダーを視野に一つでも頑張ります」と苦笑いを見せながらも、女王・アニカ越えへ意欲を見せた。


 同組の表とともにスコアを伸ばし、5打差の2位につけた吉田弓美子。「うーん…目の前で圧巻のゴルフを見せられたので、明日は違う風が吹くかというと、今の表さんのゴルフならこのまま突っ走るんじゃないかと思います」と表のプレーぶりに圧倒され気味の吉田だが、今大会の開催コースは自身が所属契約を結ぶイーグルポイントGC。それだけに「今日はスタート前に社長にも、支配人にも、従業員の方にも、みんなに"頑張れよ!"って言われました。もし優勝したら全員と記念写真が撮りたいです」と優勝を諦めるわけにはいかない。

 「私はショットで近いバーディーチャンスにつけて、ここぞと言う時に決めたい。一打も負けられない気持ち。お互いガンガン攻めて、いい試合にしたいですね」。最後の最後まで何があるのか分からないのが、ゴルフの醍醐味。最終日も吉田らしい攻めの姿勢を貫く。


 韓国出身の辛炫周は、連日の67で6打差の3位に浮上。「今年はあまり調子が良くなくて…」と今シーズンは16試合出場し、予選落ちが6回、棄権が2回と振るわなかったが、この日はショット、パット共に好調。「9アンダーは無理ですけど(笑)、私は5アンダーで十分満足です」と久々に笑顔がこぼれた。

 先週は韓国人ゴルファーの大先輩である具玉姫さんが死去。「具玉姫さんは私が日本に初めて来た時に出会った方。私たちがこうしてプレー出来るのも、あの方が道を作ってくれたおかげなんです」と熱い思いを語った。「優勝とかはあまり考えていません。まずはトップ5に入って、後半に繋げられれば」と謙虚に語る辛だが、展開次第ではさらなる上位進出の可能性も十分だ。


比嘉真美子 (4位タイ:-9)
「(11番でイーグル)ピンまで200ヤードちょっと(のセカンドショット)を5番アイアンで打って、手前8メートルにつけました。たまたまティーショットもセカンドも良かったので、運よく狙えました。トップとは離れていますが、上位にいるのは変わりないので、自分で納得できるゴルフがしたいです」。

北田瑠衣 (4位タイ:-9)
「ミスショットは何個がありましたが、全体的に良かったです。自分のゴルフが気持ち良い感じは今年初めてかな。でもみんなすごいですね。伸ばして伸ばして、後半風も吹いていたけどみんな関係ないですね。明日は伸ばし合いになると思いますが、私も攻めのゴルフをして頑張ります」。

飯島茜 (4位タイ:-9)
「2日間ノーボギーなのですごく良い感じです。バーディー合戦はあまり好きではないですが、今日は出来るだけ伸ばすということしか考えていませんでした。明日も出来るだけ伸ばしたいです」。

中村香織 (4位タイ:-9)
「惜しいパットがいっぱいあったので、まあまあかなという感じです。明日はセカンドでどれだけピンに絡めるか次第ですね。上のスコアに追いつけるように守りに入らず、いけるところまでガンガン攻めていきたいと思います」。

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