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2013.9.11

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 開催!

 LPGAツアー公式戦『日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が、明日9月12日、北海道恵庭市の恵庭カントリー倶楽部(6,682ヤード/パー72)で開幕する。前日の11日、公式会見が行われた。この日、印象深かったのは、出場する各選手のさまざまな心の内だった。

 今大会をひとことで表すなら、「倍返し」。いや、3倍、4倍もありえる。その要因は、コースセッティング。通常とは違って、セミラフが設けられず、フェアウェイを外せば、即、ラフへ。これがやっかいだ。遠慮なしにペナルティーが待ち受ける。それも北海道特有の洋芝。クラブヘッドが抜けない。


 ディフェンディングチャンピオン・有村智恵は、このセッティングを歓迎する。「コースが北海道。私は楽しみにしていました。だって、アメリカの芝と似ているでしょう」。久々の日本ツアー参戦を起爆剤にすると誓っているからだ。今季は米ツアーへ本格参戦。さまざまな環境の違いに戸惑い、本来の力を出し切れない。

 「試合では、同組のほとんどの選手にオーバードライブされ、ショットなど試行錯誤することばかり。毎日、相手と戦うよりも、自分の心と戦っている感じです」。そうはいっても、悩んでばかりはいられない。「ようやく、小技で勝負する自分らしさ。不安の中にも楽しさが見つかった」という。それだけに、「明日から、どこまでやれるか楽しみにしている」。モヤモヤ一掃の倍返しを狙う。


 対照的に、飛び切りの笑顔をみせたのが吉田弓美子だった。成績が示すように現在、日本で最も調子がいい女子プロ。「私は、バブルです」とジョークをまじえながら、ボルテージが上がるのも好調の証だ。ただし、いたって控えめ。「プロになった6、7年前のことが忘れられない。試合へ出たくても出られない。その感謝の気持ちをいつも持ち続けています」と前置きして、「同い年といっても、有村さんはアマの時からあこがれの存在でした。今も目標とする人ですし、少しでも追いつけるように頑張ります」と話した。

 とはいえ、昨年の今大会は、有村から2打差の3位。「リベンジしたいなぁ。でも、目の前の一打に集中します」と結んだ。


 一方、賞金ランクトップの森田理香子は、春先の勢いが影をひそめてしまったが、「あの時はうまくいきすぎました」。このところ体調不良で、成績がいまひとつだが、「もう大丈夫。支笏湖へ行ってリラックスできましたからね」と表情は明るい。

 さて、今回は、「4日間大会が好きです。ただ、私は出遅れるクセがある。週末には天候が下り坂なので、この難しいセッティングでは、スコアが出ません。だから、第1日、第2日が勝負」と力を込めた。

 年に一度の女子プロ日本一決定戦。今年もLPGAは総力を結集して、最高の舞台を整え、選手をおもてなしする。小林浩美会長は、「今回は、世界へ勝つためにメリハリをつける。喜怒哀楽、隅から隅まで選手のすべてをお見せします。話題満載です」と公式会見で語った。コースセッティングのアドバイザーをつとめる岡本綾子も、「湿度が高くなっているから、ラフへ入るとクラブヘッドが抜けない。ギャラリーの皆さんは、たくさんミスショットを見ることになるかもしれません」と、チャレンジャーへ挑戦状を。最後に笑うのは、果たして―。

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