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2013.10.24

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 1日目

"浮気しちゃったから…"
賞金ランキング首位の森田理香子が約1年ぶりの首位発進

 LPGAツアー第31戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)の初日が兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6,445ヤード/パー72)で行われた。

 現在賞金ランキング首位の森田理香子が5バーディー・1ボギーの68とスコアを伸ばし、2012年8月以来となる首位発進を切った。1打差の2位タイには上田桃子、アンソンジュ(韓国)、李知姫(イチヒ・韓国)、ナダエ(韓国)、フェービーヤオ(台湾)の5選手が続いている。(天候:曇り、気温:21.4℃、風速:5.1メートル)


 事前に予想された雨もほとんどなく、曇り空の下で行われた大会初日。台風の影響からか、風が強いなかでのラウンドとなったが、首位に立った森田理香子は「風でラッキーもあれば、アンラッキーもあって、ショットが良くないなかでもスコアが伸ばせて良かった」と、どうやらこの風を味方につけたよう。向かい風と読んだ18番・パー4では、読みに反し、セカンドショットがグリーンオーバー。急な下り傾斜からのアプローチは「強く入ってしまった」とグリーンを越える勢いで飛んだが、これが幸運にもピンに当たり、3メートル横で止まる。これをきっちりと沈めてナイスパー。「ラッキーでした」とこのパーで再び勢いを取り戻し、風が強くなった後半もスコアを伸ばした。


 今シーズンは6月までに3勝を挙げるものの、その後は「パターが入らなかったり、何か物足りない事が多かった」と優勝争いになかなか加わることができなかった。そこで今週の練習ラウンドから、2ヶ月ぶりにパターをマレット型のエースパターに戻した。「浮気しちゃったから」と照れくさそうにはにかんだが、今季3勝を挙げた"恋人"の効果は、すぐに表れたようだ。「最近はスタート(初日)が良くないと言われるし、自分でも思っていたので。やっぱり首位は気持ちいいですね」と何か吹っ切れた表情。「そろそろ賞金女王を意識しないといけないですし、それには目の前の一打、一日に集中すること。今日みたいなゴルフが出来れば、優勝も見えてくると思います」と、待ちわびた今シーズン4勝目が視界に入ってきた。


 久々の好発進。日米両ツアーのシード権獲得がかかる上田桃子が、2位タイと上位を賑わせた。主戦場とする米ツアーの賞金ランキングは現在86位。ランキング上位80位までに与えられる来季の米ツアーシード権獲得には、日本で開催される『ミズノクラシック』への出場が必須となるが、出場資格に届かず、ウェイティング枠からの繰り上げを待たなければならない。そして日本ツアーでのシード権獲得も、今週・来週の2試合で約1,000万円の獲得が必要となり、非常に厳しい状況に立たされている。そんないわば"崖っぷち"の彼女が今週テーマに掲げたのが、「攻める」。

 「腹はとっくにくくっています。今後の私のゴルフ人生のためにも攻めていかないといけないと思っているので、今はゴルフが楽しいです。これだけやってダメならしょうがない。もう、やる前から色々考えないようにしているんです」。いい意味で開き直った、迷いのない言葉の数々。これが今の彼女を物語っていた。「短いクラブで目一杯振って狙って行くことだけが攻めじゃない。自分の中で攻める気持ちがあればそれでいい。今日はそれがいい方向に出ました」。4日間競技はまだ始まったばかり。これからが彼女の真の正念場だ。


アンソンジュ (2位タイ:-3)
「後半もったいないボギーもあったけど、今日は久しぶりにいいプレーが出来ました。最近コーチに教わってパッティングのストロークが良くなってきて、それでいいスコアで回れたので嬉しいです。(明日から雨予報)大変ですけど、みんな大変なのは同じ。雨だと攻撃的なゴルフは難しいから、我慢のゴルフをして、チャンスでしっかりバーディーを取っていきたいです」。

横峯さくら (7位タイ:-2)
「風が強い中でのアンダーパーで、まあまあスタートはいいと思います。(調子が上向いてきたキッカケは?)自分の意識的なものですけど、右腰の前で振るイメージで、ダウンスイングのときに体の動きが速くて振り遅れていたので、振り遅れを無くすように意識してます」。

上原彩子 (7位タイ:-2)
「今日はチャンスも作れたし、パッティングもいい感じでラインを読めていました。(米ツアーではシード権を確保、変わってきたことは?)ゴルフが成長してる感じがありますし、向こうに行ったら今まで経験したことがないコースと巡り合えるし、自分の引き出しがどんどん増えていくというか。マネジメント的に自分の中で成長してる部分を感じるし、パッティングに関してもリーディングが上達してきたと思います」。

大山志保 (7位タイ:-2)
「(出入りの激しい内容)私らしいですよね。このコースは相性がいいけど、2回予選落ちして悔しい思いもしているし、いろんな思いが詰まったコース、トーナメントですね。予選落ちしてすごい泣いて帰ったこともあるし、その次に優勝して嬉し涙を流したり、いろんな形の涙を流してますね。私の中ではこの大会はメジャーと同じくらいの大会。すべてが上手くいかないとこのコースは勝てないと思います」。

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