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2013.11.10

ミズノクラシック 最終日

「My dream came True!」
テレサ・ルーがプロ8年目で米ツアー初V!!

 全米女子プロゴルフ協会公式戦『ミズノクラシック』の大会最終日が、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブ(6,506Yards/Par72)で行われ、首位と2打差の6位タイからスタートした台湾のテレサ・ルーが9バーディー・1ボギーの64をマークし、通算14アンダーで日米両ツアー初優勝を飾った。2打差の2位に韓国のチェラ・チョイ。4打差の3位タイに一ノ瀬優希と比嘉真美子が入った。(天候:曇り、気温:22.8℃、風速:4.7メートル)


 「My dream came true!(私の夢が叶った!)」。2006年から米ツアーに参戦、そして2010年からは日本ツアーに参戦するも、2位に甘んじること4回。「とても長かった」というテレサ・ルーの優勝までの道のりは、ついに終止符が打たれた。「本当はもう少し早く優勝したかったけど、優勝できないということはやはり自分に何かが足りなかったし、優勝を意識しすぎて緊張している自分もいた」。日本では2年連続シード権を獲得し、誰もが認めるオールラウンドプレイヤー。今シーズンは特に好調で、優勝のチャンスは幾度もあったが、手が届かなかった。それでも「悔しいけど、2位で学んだ事は多い」と常に優勝への強い思いは変わらなかった。


 今週は米ツアーの公式戦。一度は諦めかけた夢の舞台ということもあり、優勝へのこだわりは強かった。そんななか迎えた最終日のプレーは、まさに圧巻の一言。首位と2打差からスタートし、前半は3バーディー・1ボギーの34。後半に入り上位選手が風に苦しむなかでも、「風も強かったけど、運を味方に出来た」と11番から4連続バーディー。これで一気に首位の座を奪うと、トドメとばかりに17番では8メートルを沈めてバーディー。18番では6メートルのウイニングパットを沈めて後続を突き放した。


 「自信を持てた事が今日の結果につながりました」。台湾出身の彼女は冬場に特に強風が吹くため、ジュニアの頃から低い弾道のショットを練習し続けていたという。強風のなかでも動じなかったのは、日々の練習が生んだ賜物だった。「目標はもう1勝。アメリカに居たときは、若かったし、経験も足りなかった。こうして優勝したので、自分を試す意味でも、アメリカツアーにも数試合挑戦したい」と夢の続きはまだ始まったばかり。残り3戦での逆転賞金女王の可能性を残し、笑顔で会場を後にした。

チェラ・チョイ (2位:-12)
「昨日は惜しいところでミスが出ていたので、今日はミスをしないよう心がけていて、良いゴルフができました。コースコンディションも良く、ギャラリーからの声援も嬉しかったです。来年もまた来られるように頑張ります」。

比嘉真美子 (3位タイ:-10)
「勝ちたい気持ちは大きかったんですけど、前半から空回りしちゃいましたね。最終日最終組だったので伸ばしたかったです。(海外挑戦)またチャンスがあったらチャレンジしたいと思います。世界との差が縮まった感覚は無いですが、自分の実力が進歩しているとは思います」。

一ノ瀬優希 (3位タイ:-10)
「疲れましたね。バックナインではショットがグリーンに乗らずアプローチばかりで…あの風だとなかなかチャンスにつかないですね。(セカンドショットで)握ったのがスプーン(3W)とかクリーク(5W)ばかりだったので。今週はボギーが2つ、アプローチとパットが良かったからこのスコアが出たので、あとはショットが良くなれば優勝争いに絡めるのかなと思います。あと3試合で1勝したいですね」。

吉田弓美子 (5位タイ:-9)
「(短いパターを使っていたが?)練習でフィーリングが良くて、今週から使い始めました。(優勝)すごく意識していました。パットも良かったので絶対優勝してやろうと。でもノーボギーなので万々歳だと思います。今はすごく調子も良く、勝てるときはこういうときだけだと思いますので、残り試合も最後まで優勝目指したいと思います」。

大山志保 (5位タイ:-9)
「出だしの3ホールで決められなかったのが、今日のゴルフですかね。(1番でイーグルパットを外して)狙ったところには打てていたんですけど、切れなかったですね。あそこは取りたかった。勝てる時というのは、あのパットは入っているパットですよね。ここまで来たら勝ちたかったですが、色々と勉強することができた1週間でもありました」。

ステーシー・ルイス (8位タイ:-7)
「昨日よりもさらに風が強く苦しかったですが、なんとか耐え抜くことが出来ました。この町もこのコースも大好きで、毎年ここへ帰って来ることを楽しみにしています。来年も是非この大会に戻ってきたいと思っています」。

中村香織 (11位タイ:-6)
「今日はショットが良く安定したゴルフだったと思います。あと2試合、一つでも上を目指してやりたいです。最終戦に出たいので、優勝争いをしたいですね」。

申ジエ (11位タイ:-6)
「後半は風がさらに強くなり、前半の好調を維持できず残念です。日本の若い選手達の活躍する姿が刺激になり、思い出に残る特別な大会となりました」。

横峯さくら(17位タイ:-4)
「昨日までと比べるとショットの調子がよかったのでもったいなかったです。残り3試合あるので、そのうち1つは優勝したいです。(森田理香子の順位)意識してないかと言われれば意識しています」。

森田理香子 (44位タイ:+1)
「リズムが速かったですね。もっと練習しないと。(18番でダブルボギー)サードショットを低く打とうと思ったら強く入ってしまって。力の無さを感じましたし、自分にあきれます。でも今日ミスしたことは、もうしないと思うので、来週以降も頑張ってやっていきたいです」。

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