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2014.3.23

Tポイントレディス ゴルフトーナメント 最終日

女王のプレッシャーとプライド
森田理香子が圧巻のゴルフで今季初優勝

 2014年度LPGAツアー第3戦『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、佐賀県武雄市の若木ゴルフ倶楽部(6,304Yards/Par72)で開催された。

 7アンダーの首位からスタートした森田理香子がこの日も一つスコアを伸ばし、通算8アンダーで今シーズン初優勝。ツアー通算7勝目を飾った。4打差の2位には原江里菜、5打差の3位にはO.サタヤ(タイ)と、地元・武雄市出身の福田真未が入った。(天候:晴れ、気温:17.3℃、風速:1.9メートル)

 喜びの勝利だった。同時に、プレッシャーから解放された瞬間だった。「嬉しいけど、安心した。早く勝ちたかったし、不安があった」と胸の内を明かした。



 結果だけを見れば4打差。しかし、簡単な勝利ではなかった。「チャンスにつけても入らない。不運もあったし…」我慢のゴルフが続いた。同じ最終組の原江里菜が「理香子もパットがあまり入っていなかったんで、まだチャンスはあると思ってたけど…」と言うとおり、この日の森田のゴルフは盤石ではなかった。

 しかし、森田は崩れなかった。3番ホールでは、ティーショットを右に曲げ、斜面から打った2打目はグリーンに乗らず、3打目のアプローチもよらず、長いパーパットを残した。しかし、このロングパットをねじ込み、会心のパーセーブ。「パーでしのげたから、ノれた」と振り返る。



 「待ち時間が多かったけど、イライラしてもしょうがない。(コースでは)景色を見るようになった。山が高いなあって思いました」と気持ちの切り替えが上手に出来た。後半に入ると「2つバーディーが来たし、きわどいパーパットを沈められた」という言葉どおりパットが復調し、13番、14番と連続バーディー。後続を引き離した。



 「精神的にまだまだ弱い」と自己評価するが、「昨年の女王争いで大変なことを経験して大きくなった」と、この日のプレーはその成長ぶりを証明した。「人ができることは自分もできる」という、師匠・岡本綾子の言葉を胸に「チャンスが来れば(賞金女王を)目指したい。不動プロの6年連続賞金女王を目指したい」と宣言。

 また、「高度な技を身に付けて感動してもらえるプレーヤーになりたい。強い選手になりたい」と語る。賞金女王として一つの大きなプレッシャーをクリアした今、次はさらなる高みを目指す。


原江里菜 (2位:-4)
「前半にいいパットが入ったというのがあまりなく、先にダボがきちゃって…。そんなに悪くなかったけど、後半に自分の得意の13番まで、積極的なプレーが出来なかったんで、そこが課題ですね。(単独2位フィニッシュ)早い段階でトップ10にも入れたし、最終組も経験できたし、あとはこれの繰り返しだと思います。これが次に生かせるようにしないといけない。これがただの2位にならないようにしたいですね」。

福田真未 (3位タイ:-3)
「すごい緊張していたんですけど、後半はショットもパットも良くなってきました。(開幕から好調を維持…)ショットが安心して打てているのが強みなのかと思います。緊張の中、落ち着いて打てているのかなと思います。(今後の目標は?)シードを取ることが目標なので、調子がイイ時にできるだけイイ順位で上がりたいです。来週からも頑張ります」。

福嶋浩子 (5位タイ:-2)
「(5位でのフィニッシュは自己ベスト)本当に上出来です。掴んだものはいっぱいありました。2日間ですけど、この位置でプレーすることは今までになかった経験だったんで…。これからもどんどん試合に出ます。休みは考えていないです」。

永井花奈 (10位タイ:-1) ※ベストアマチュア
「プロの試合でノーボギーは初めてです。ショットも良かったし、全体的に悪いところもあまりなかったので耐えられたんだと思います。(将来は?)プロになって頑張りたいです」。

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