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2014.4.3

ヤマハレディースオープン葛城 1日目

先手必勝で6アンダー発進
森田理香子、今大会のテーマは完全優勝!

 2014年度LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝1,800万円)の第1日が、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,540Yards/Par72)で開催され、6アンダーで、首位に立ったのは森田理香子。1打差5アンダーの2位タイには、藤田幸希、小楠梨紗。4アンダーの4位タイで、渡邉彩香、吉田弓美子が続いている。(天候:晴れ、気温:19.8度、風速:4.2メートル)



 第1日から首位発進。今大会の森田には、いつもと違うテーマがある。「いつも出だしが悪い」。優勝をする時は、ジワリジワリと調子を上げていき、一気に追い込むのがこれまでのVパターンだった。しかし、さらなる進化を遂げるには、全く違う勝ち方を身につけることが必要だ。自身初となる第1日からの完全優勝。手応えがある。「この大会は、周りの人が、真の実力者が勝つ、と話しています。そういうところで勝ちたいと思います」。冴えたのはアイアンショット。距離感が抜群で、コースはもちろん、風の計算もバッチリだった。アゲンストの場合-。森田は、番手をあげて抑えて打つ。これが素晴らしい効果を発揮した。「元々、そういう打ち方が好きでした。このコースは、それを使っていかなければならない」。

 好きこそものの上手なれ、とはよく言われることだが、この難しいテクニックをオフの間に限らず、熱心に練習を繰り返した。ただ、そうしたことはあまり口にせず、来るべきシーンに備える。危機意識を高めているのは、昨シーズン、賞金女王に輝き、誰もが目標とする女子プロ界の頂点を極めたからだろう。「きょうのバーディーは全部、手応えがあった。すごく良かったと思う」。謙遜するばかりではなく、自画自賛することも忘れない。これが女王のプライドというものだろう。



 勝負の厳しさを存分に味わった先週から一転。藤田は全ての出来事をプラス思考でとらえた。「私は大丈夫。でも、周りが落ち込んでしまって…。今日も、ギャラリーの方から、今週は頑張れ、と声をかけられました。皆さんから心配してもらえることはありがたいです」。笑顔を浮かべ、さらりと言ってのけた。もうひとつ、優勝を飾った渡邉彩香からは、「いい試合でした。また、よろしくお願いしますって、練習ラウンドであいさつされました。彼女はとても礼儀正しいですよ」と付け加えている。

 気持ちをすぐに切り替えたのは、こんな出来事からもわかった。4月1日から消費税がアップ。前日の31日、コンタクトレンズを購入するため、ショップへ行くと、「皆さん、同じ気持ちなんですね。いつもはすぐに買えるのに、1時間以上も待たされました」と苦笑していた。この日、好調だった要因はチャンスが訪れるのを待ったことか。「ショットの調子がいいので、いつかは入ると思いながらプレーしました。そうしたら、途中からパッティングのラインが見え出した」という。前半はイーブン。後半の9ホール、5バーディーを奪って森田を追う。「優勝を争える状態に戻りました。1日1日を楽しみながらプレーしたい」。この世の中、悪いことの後にはいいことがあるものだ。



 ホームで強いのは、野球やサッカーなどでは当たり前。しかし、ゴルフはアドバンテージにはなりにくいといわれるのが不思議だ。小楠はコースから車で1時間程度の浜松市出身。「地元の試合だから、朝からすごく緊張していた。スタートホールは、頭が真っ白でどう打ったのか記憶にありません。それでもボールがまっすぐに飛んでくれました。そこから、いつもの自分を取り戻したと思う。いいスタートを切ることができたのが良かったです」と振り返っていた。

 好調の原因は、まだある。プロ同期生の渡邉が前週にツアー初優勝を飾り、応援のため上がりの3ホールをギャラリーとともに歩いて観戦。「感動しました。刺激にもなったと思う」。今度は私だ-と自身に言い聞かせたのだろうか。ただ、小楠は地が足についている。「1ホール、1ホールが一生懸命です。ツアーのベストフィニッシュが17位なので、まずはトップ10。そこから優勝争いをして、今年は結果的にシードをとれたらいいなぁと思います」。ちなみに、今大会のコース、プライベートでプレーしたことを含め、ベストスコアは71だった。「ここは来たいと思っても、紹介者がいなければプレーすることができませんからね」。自己ベストを4打縮めた自信は、残りの3日間、どんな形となって表れるのだろうか。

渡邉彩香 (4位タイ:-4)
「先週優勝して、今週が大事になると思っていたので、しっかりやろうと思っていました。(出だしボギーで)調子がいいというのもあって、まだあと17ホールあるなと思っていたら、すぐに次で取り返せて、リズムも良くなったと思います。優勝したことですごく自信になったので、ドライバーもグリーン上も自信を持ってゴルフが出来ました」。

吉田弓美子 (4位タイ:-4)
「(先週体調不良で棄権)今日は体調大丈夫でした。お医者さんからはなるべくストレスのかからないように穏やかなプレーを心掛けてくださいと言われています。今日も本調子で振れているわけではありませんが、このコースはそんなにスコアが出るコースでも無いですしね。今日はいいゴルフが出来たと思います。あと3日間続けられれば、少し遅れ目のスタートダッシュが出来るかなと思います」。

笠りつ子 (6位タイ:-3)
「(グリーン)下からは全然大丈夫なのですが、傾斜があるので横と上は絶対にダメですね。難しいです。(一昨年勝っているコース)いいイメージはありますが、全部覚えているわけではないので…。今日はいいイメージでした。一日一日やっていきたいです」。

木戸愛 (6位タイ:-3)
「今日はショートゲームが良かったです。パット数も26でしたし、アプローチも『お先』くらいに寄ってくれていました。それが気持ちの面でも楽になりましたね」。

比嘉真美子 (37位タイ:+1)
「今日は全てがかみ合わなくて、思ったプレーの20%も出来ていない感じがします。1日爆発すれば優勝争いが出来るコースなので、今日は今日で仕切りなおして、明日に向けては後半もノーボギーですし、いい雰囲気になっているかと思います」。

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