1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. フジサンケイレディスクラシック 最終日

2014.4.27

フジサンケイレディスクラシック 最終日

フェービー・ヤオ、来日3年目で初優勝

 2014年度LPGAツアー第8戦『フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード/パー72)で開催され、9アンダーでフェービー・ヤオ(台湾)が初優勝を飾った。5打差の2位タイには比嘉真美子と成田美寿々が入った。(天候:晴れ、気温:18.8℃、風速:3.7メートル)



 3日間で最も強い風が吹いた今日の川奈。フェービーヤオは「台湾ではここと同じぐらいの風が吹く。強かったけど、危ない所に行く向きじゃなかったから、難しくなかった」と強風を全く苦にせず、15番ホールを終了して3バーディー・ノーボギーのラウンドを展開。そして、迎えた16番ロングホール。左サイドに太平洋を望む川奈の名物ホール。ヤオは、「緊張していた」というセカンドショットを引っ掛け、左のラフに入れた。ピンまで残り92y。眼前には松の枝がたわみ、通常のクラブではグリーンを狙えない。上か下か。「高い球だと強い風に流される」と、松の枝の下を抜けるショットを選択。キャディバッグから抜いたのは7番アイアン。おさえて打ったボールは低い弾道を描きながらピンそば1mに止まった。「初めて打った」というショットは、勝利を手繰り寄せるスーパーショットとなった。この日4つ目のバーディーでヤオの優勝は決まった。



 「来年優勝のチャンスはあると思っていたけど、こんなに早く優勝できるとは思わなかった」と、自身も驚く前倒しでの初優勝。日本ツアーに参戦するにあたり、ヤオと同じ台湾出身で、日本ツアー58勝を誇る永久シードの涂阿玉(トアギョク)や日本ツアー1勝の黄玉珍(コウギョクチン)からアドバイスを受けた。また、2011年USLPGAの賞金女王ヤニ・ツェンとは同じスポンサーという間柄もあり、時々練習を共にし、プロとしての心構えを学んだ。尊敬する先輩の言葉を胸に来日してから3年。今大会の優勝をきっかけに、描いた青写真だけでなく、「ベスト3に3回入ること」という今年の目標も上方修正の必要がありそうだ。

比嘉真美子 (2位タイ:-4) ※7連続バーディー
「(17番トリプルボギー)ミスショットが大きなミスに繋がったというか、ちょっと打ってしまったという感じです。人生初の7連続バーディーが来て、その後も耐えるところは耐えたし、17番が残念でしたが、今日は全体的に良いゴルフだったと思います。これまでは多分5連続ぐらいだと思います。ショットが本当に良かったです」。

成田美寿々 (2位タイ:-4)
「(同組の)比嘉ちゃんの勢いに便乗してスルスルと伸ばせたらいいなぁと思っていました。最近、初日が良くてだんだん尻つぼみになるゴルフが多かったんですが、今週は自分のスタイルに戻せたのかなと思っています」。

酒井美紀 (4位タイ:-3)
「(連続ボギースタート)今まで感じたことなく、正直緊張していました。先に悪いのが来たので逆に良かったです。気が引き締まりました。川奈の2打差は無いようなものなので、いけるかなぁと思ってはいたんですが…。仲のいい比嘉がいつ海外に行くかも分からないので、やっぱりいるうちに頑張って勝ちたいですね」。

園田絵里子 (4位タイ:-3)
「(17番ダブルボギー)もったいないですね。あそこまで来ると悔しいですね。14番グリーンでリーダーボードがあって、2位だったのが分かったので、そこから意識はしていました。今までで自己最高の結果なので、満足しているわけではないですが、良い経験ができたと思います」。

森田理香子 (10位タイ:イーブンパー)
「期待外れでスミマセン。状態としては悪くないけど、上手くいかないので、その中でも良いスコアでまわりたかったですが」。

大山志保 (10位タイ:イーブンパー)
「しょうがないですね。今年のベストフィニッシュですし、プラスに考えようかなと思っています。ショットはそんなに悪くはなかったです。パットですね。フェービーちゃんは友達だし、すごくいいプレーをしていたし、勝つときはこんなことをするんだなぁと思いました。今まで一緒に練習ラウンドしていて、すごく頑張っていたし、彼女が優勝して嬉しいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索