2020.3.23
JLPGAスペシャルレッスン 第2回 馬場由美子 ①
JLPGAが楽しく、わかりやすい新たなプレースタイルをお届けいたします。第2回の講師は、馬場由美子。JLPGAトーナメントプレーヤーで、ティーチングプロ資格A級を取得しました。さらに早稲田大学人間科学部に在学し、充実の毎日を送っています。
大学生活は今年で3年目。最近、老年学という高齢者についての勉強を始めました。仕事をリタイヤすると、自然にコミュニティが減ってくる。ということで、ゴルフをリフレッシュの場にしてもらえたらうれしいと考えています。プレーをするのは、上達だけを目指すわけではありません。きょう1日、楽しかったと思ってもらえるようなレッスンを心がけています。もちろん、上達も願いながら。
アドレスがスイングを変える
スイングはアドレスがつくるといってもいいでしょう。多くのお客様からスイングのことをよく質問されますけど、アドレスについては気にされない方が多いことに気が付きました。スイングを修正する前に、足元を見つめなおす。ボールの位置を確かめてみることを、怠っては何もなりません。ボールを誤った位置でスイングをしても、正確には飛ばない。練習でいろいろなボールの位置を試しながら、自分に合った位置を探ってみる。無理がなければ、自然にスイングが良くなるはずです。
1.理想のアドレス
《写真1.ボールの位置は左足かかと内側の延長線上。両手と体の間隔はこぶしが楽に入るくらいがベスト。クラブが変わっても両手と体の間隔は同じ。目標に対して肩、腰、両膝、両足(かかと)が平行》
2.ボールの位置が右足寄りすぎると…
《写真2.テークバックでインサイドに上がり、ダウンスイングで上体が起きる。プッシュアウトになりやすい。ダフリ、トップの原因です》
3.ボールの位置が左足寄りすぎると…
《写真3.ダウンスイングで左サイドが開き、クラブがアウトサイドから入る。カット軌道になりやすくボールがつかまらない。引っかけやスライスの原因になります》
4.1Wからショートアイアンまで、ボール位置は不変
《写真4.ボールの位置が変わると、インパクトの形まで変化してしまう。1W(写真左)はスタンスが広い。ボールは左足寄りに感じられ、アイアン(写真右)はスタンスが狭くなる分、中央寄りに感じる。どのクラブも、左足かかと内側の延長線を基準にするイメージです》
次回は、体とボールとの距離、スタンスの向きについて解説いたします。
=つづく
取材協力:OTTO CITTA
構成=ティーチング事業部・森谷 清
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