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2014.6.12

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 1日目

サントリーレディスオープン 華やかに開幕
今年も初日から大混戦 首位はO.サタヤ、イナリ、大江香織が並ぶ

 2014年度LPGAツアー第15戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の1日目が、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511ヤード/パー72)で開催された。

 O.サタヤ(タイ)、大江香織、イナリ(韓国)の3名が4アンダーで首位に並んだ。1打差の3アンダー・4位タイには、アンソンジュ(韓国)、木戸愛、飯島茜、アマチュアの佐々木笙子の4名。2アンダーの8位タイには10名が並ぶ混戦となった。ディフェンディングチャンピオンの森田理香子は、3オーバーの76位タイ。(天候:曇り、気温:24.7℃、風速:2.3メートル)


 思っていることをストレートに口にする。日本人選手には、なかなかできないことだが、O.サタヤは、笑顔を浮かべながら、「お金が欲しい。誰でも、そうでしょう」。

 4アンダー発進でも、「決して調子というか、スイングが良くなかった」と口にした。今年の開幕前、きっちりと目標を定めている。「賞金をたくさん稼いで、大きいものを買います。両親、それから妹のために、大きな家を…」。開幕戦のダイキンオーキッドで幸先の良いスタートを飾り、前週まで稼いだ賞金は、3,613万1,000円也…!

 「以前は、結果ばかりにとらわれすぎていた感じがする」。しかし、今シーズン、好不調の波が少ないのは、「メンタルだと思う。調子が悪い時こそ、余裕をもつようにしているからです」という。

 この日も決して、調子がいいわけではなかった。「シャンクが出たりして、スイングがとても悪かった。でも、そんな時にもイイものもあります。長い距離のパッティング入りました」と話し、「5番のチップインは気持ち良かった。奥からのアプローチがピンに当たってカップインしました。もし、当たらなかったら結構、オーバーしていたでしょうね」。

 一方で、「兵庫県で行われる試合は、なかなか成績が出ない。このままでは、ジンクスになりそう」と、苦手意識を払しょくすることも、今季の目標のひとつだった。その甲斐もあって、スタジオアリス女子オープンで2位、リゾートトラストレディスでは25位タイに入っている。昨年のこの大会では予選落ちに終わっているだけに、リベンジする絶好のチャンスが訪れた。


 最終18番、5メートルのパーパットが残った。しかし、これを見事なストロークで沈め、大江香織は4アンダーで首位スタート。久々に笑顔をのぞかせた。「今日は、パッティングがとても良かった。チャンスを生かすことができたのが、うれしい」。

 今シーズン、パッティングの不調に悩まされ続け、試行錯誤の日々。それも、「1メートル前後のパッティングが全く入らない。そういう毎日です」と振り返る。使用するのは、長尺パター。ツアー第3戦のTポイントレディスでは、41インチから3インチ、シャフトを延ばした。「アドレスした時に、違和感があった。わかりやすくいうと、パターヘッドが地面につかない感じです」。しかし、なかなか思うようにいかない。

 思案の末、今度は44インチから2インチ短いものに替えたのが今週からだった。これが奏功。安定したプレーにつながった。

 「ショットはずっと良かった。それも、良すぎるぐらい。だから、パッティングが入らないと不甲斐ない。私の特徴は、どんなに天気が荒れても、ショットが乱れないところ。だから、他の選手が苦戦する天気になった方がいい」という。

 東北人は粘りが身上だ。山形県出身の大江は、コツコツと積み上げるタイプだけに、好スタートを切ったことは何よりのアドバンテージとなる。山形のブランド米「つや姫」のキャンペーンにも一役買っているそうだ。「うまくいったのは、今日一日だけ。まだ、喜べません」と気を引き締め、練習場へ向かった。


 16人のアマチュアが出場する今大会。その中で、マンデートーナメントから挑戦している佐々木笙子が3アンダーの好スタートを切った。

 「プロの皆さんのトーナメントに出していただくと、いつも舞い上がってしまう。緊張しないように、自分のプレーに徹することだけを心がけました」という。現在の女子ゴルフ界は、時ならぬ一大アマチュアブームとなっているが、同じアマチュアでも他の選手とは違う道を行く。出場するのは、大半は、プロが出場するトーナメント。男子のオープン競技へも何度も挑戦している。

 「高校を卒業したら、プロになるつもりです。そのためには、プロの技を間近で見た方が勉強になります。男子のオープン競技に出ているのは、推薦などがいらないし、自力で勝ち抜けばいいからです」。

 将来を見据えた独自の英才教育を施しているのは父親の修治さん。ゴルフを始めてから、両親が協力して「少しでもいい環境でプレーさせたい」と、兵庫県内で3度の引っ越しを行った。まさに、孟母三遷である。コース以外での教育にも熱心で、試合に出場するエントリーなどの手続きは、中学時代から自分で行う。加えて、言葉づかいや報道陣の対応まで、徹底した指導ぶり。

 「関西弁を使うと、きついと思われることもある。だから、日本全国、どの地域に行ってもいいように標準語をしゃべるようにしています。英会話もやっていますけど、こちらはなかなか上達しません」と話した。

 この日も懇切丁寧なメディア対応で、好感度はうなぎのぼりだが、それはプロの選手にも同じだ。「トーナメントに出場したら、プロの皆さまへ、絶対に迷惑をかけないように、を心がけている。私は、出させていただいている身。アマチュアだから、ゴルフで生活しているわけではありません」。将来が、楽しみな選手の一人である。


イナリ (1位タイ:-4)
「ショットが良くなってきているし、雨でグリーンが止まる感じだったので、チャンスを作るイメージが持てました。(4日間大会は)ミスしても『まだある』と思えるから安心です。大きい試合ですし、優勝できれば残りのシーズンも良いイメージでいけると思うので、自分のゴルフをすることに集中したいです」。

アンソンジュ (4位タイ:-3)
「インではいいプレーができたけど、アウトに入ってパッティングがいまひとつだった。でも、ノーボギーだからこれで良し、としないといけませんね。ただ、考えすぎはよくない。2日目はもっと楽しくプレーしたいです」。

木戸愛 (4位タイ:-3)
「チップインバーディーから始まって、前半はパーフェクトなゴルフでしたが、ショットが良くなくて、後半は苦しくなってしまいました…。4日間の試合で上位に来たい気持ちが強いので、踏ん張れるところを大事にして、頑張りたいです。ショットは徐々に良くなってきているので、焦らずにやっていきたいです」。

上田桃子 (8位タイ:-2)
「雨が降っていたせいで、私のプレーのリズムが速くなりがちでした。ただ、ボギーがひとつで、初日としてはよかったと思う。年間の目標として、公式戦と4日間大会へ照準を置いているので、頑張りたいです。このコースには、たくさんの恩がありますから…」。

不動裕理 (8位タイ:-2)
「後半はショットがすごく良くて、思ったところに打てました。私にしてはいい出だしです。今週は頑張りたいですね。パッティングも少し入るようになってきましたし、ようやくまとまってきた感じです」。

森田遥 (8位タイ:-2) ※アマチュア
「まぐれのバーディーと、ボギーがたくさんあって、とても出入りの激しいプレーになってしまった。ただ、アンダーパーでプレーできたから、素直にうれしいです」。

勝みなみ (49位タイ:+1) ※アマチュア
「チャンスはいくつかありましたが、パッティングがいまひとつでした。それから、ドライバーも前半かなり曲がっていました。練習が足りないということでしょう。明日に備えて、練習をし直さないといけません」。

堀琴音 (63位タイ:+2) ※アマチュア
「悔しさとよく耐えたという気持ちが半々です。ショットが悪くて、グリーンに乗らない。チャンスも少なくて、つらいラウンドでした。スタートからしばらく緊張していたのが影響して、体全体が力んでいたのかなぁ、と思います。2日目は基本に戻り、手前から攻めることをテーマにします」。

森田理香子 (76位タイ:+3)
「全部、悪かったです。自分のスイングがわからないままプレーしている状況でした。でも、ケガをしていた指は大丈夫。痛みは全くなかったです」。

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