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2014.7.27

センチュリー21レディスゴルフトーナメント 最終日

賞金女王に向けエンジン全開
イボミが逆転優勝で今季2勝目を飾る

 2014年度LPGAツアー第20戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が、静岡県伊豆の国市の伊豆大仁カントリークラブ(6,531ヤード/パー72)で開催された。

 2位からスタートしたイボミ(韓国)がスコアを2つ伸ばして首位を逆転し、通算11アンダーで今季2勝目を飾った。通算9アンダーの2位タイにはアンソンジュ(韓国)、佐々木慶子、藤本麻子の3名、8アンダーの5位タイには馬場ゆかり、笠りつ子、堀奈津佳、大江香織の4名が入った。(天候:晴れ、気温:32.7℃、風速:8.0メートル)


 風速8メートルを超える風が吹いた最終日。強い風で上位陣のスコアが伸び悩む中、イボミがステディなゴルフを展開し、逆転で今季2勝目をあげた。

 「すごい嬉しいです。本当に」。勝利の喜びを素直に語ったイボミ。「正直、今週ドライバーが左に行くミスが多くて…。コースは短いけどラフに入ったら難しいし…」と、不安を持ったまま迎えた最終日。しかし、スタートホールのティショットは見事センター。「真ん中に行ったので自信になりました」と、不安は払拭された。

 その1番ホールでは残り120ヤードのサードショットをピンそば1メートルに付け、悠々バーディー。幸先の良いスタートを切った。さらに4番と6番でもバーディーを奪い、とうとう首位のウェイユンジェを捕らえた。そして迎えた8番。382ヤード、右ドッグレッグのパー4。イボミはパーオンを逃し、3打目のアプローチはピンをオーバー。返しのパットがショートしてボギー。好調のウェイに追いついただけに痛いボギーだった。

 しかし、同じホールで首位のウェイがOBを出すなど痛恨のトリプルボギー。これで一気に首位に踊り出た。その後は、彼女の一人旅。最も恐れていたと言うアンソンジュも持ち味の追い上げを見せることができず、イボミプレッシャーをかけることができなかった。

 そして、14番で順位を確認すると、勝利をほぼ確信した。最後の18番では「バーディーパットを決めたかったけど…」とはにかみながら語ったが、これで今季2勝目。そして、本大会の初代女王に輝いた。

これで、現在賞金ランキング首位のアンソンジュとの差をグッと縮めた。今年の目標は「賞金女王」。出場資格のあった全英女子オープンをスキップしても、日本ツアーに専念するほど本気モード。そのために「5勝」を数字上の目標としている。今日の優勝で目標まであと3勝。後半戦に向けてエンジン全開のイボミに、死角は見当たらない。


アン ソンジュ (2位タイ:-9)
「残念なゴルフでした。暑さに慣れなくて…。初日だけはエンジョイゴルフできて、いい成績が出ると思ったけど、水を飲みすぎたりで身体が重く感じて…。ただ、イギリスから帰ってきて(直後の試合で)トップ10に入れてよかったです。(今日は賞金ランクトップ3が上位スタート、意識したのでは?)してないと言ったらウソですよね(笑)。試合はまだいっぱいあるから、調子悪くならないように注意してやっていきたいです」。

藤本 麻子 (2位タイ:-9)
「今日はパッティングが全然ダメで、前半もいいチャンスはあったけど、モノにすることが出来なくて、流れを掴みきれなかったのはあります。18番もチャンスに付けられたけど、読みが全然…。(同組の)木戸ちゃんもアンちゃんも苦戦してたなと。上がってから3人で"パット入らなかったね"と話してました。自分のプレーに集中出来たのはプラスに考えたいけど、終盤のボギーはいけないですね」。

佐々木 慶子 (2位タイ:-9)
「(最終18番のボギーは残念)そうですね。10アンダーで上がってないとダメだなと思ってたので。今週は(ジャッジを)キャディさんに全部やってもらいました。いつもは全部自分でジャッジするけど、ここは疲労が来ると思ったので、頭を使わないように全部キャディさんにやってもらったので、ラクでした。ショットの内容は先週と変わらないけど、クラブのジャッジが勉強になったので。自分の普段やってるゴルフは攻めてるんだな、というのがよく分かった感じです」。

堀 奈津佳 (5位タイ:-8) ※最終日ベストスコアをマーク
「今日はパッティングがすごい良かったです。ショットが良くてもパットが入らないのが続いてたけど、今日は一日最後までよく決まってくれました。ちょっとずつ良くなったのが結果になってくれて嬉しいです。(後半戦の目標)今季初優勝を挙げたいです。でも、焦らずいきたいです。(来週の最終プロテストに妹の琴音さんが出場)どうなるか最後まで分からないので、頑張ってほしいです。一生懸命やって良い結果ならいいね、と」。

木戸 愛 (9位タイ:-7)
「前半はバーディーが先行したけど、ボギーが来て、そこから風が強くなって我慢のゴルフ。前半は耐えていいターンが出来たけど、後半チャンスにつけてもなかなか入れることが出来なくて、最後の最後まできっと(バーディーが)来ると思っていたら、最後にボギーが来てしまって…。課題の残るボギーで悔しいけど、手応えもつかんでるので、また練習して頑張りたいなと思います」。

西山 ゆかり (9位タイ:-7)
「5位を死守したいというのがあって、最後はバーディーかパーを取りたかったんですけど…。先週の順位(7位タイ)より上げるっていう目標があったので、やっぱり最後は悔しいです。今週は高又順プロが担いでくれて勉強になりました。勝つゴルフに対して、こういう風に打つんだよと、攻めて行くけどキッチリして、闇雲じゃない… 高さんの考え方を学ぶことが出来ました。私なりに良い結果、良い報告でお礼をしたいと思ってます」。

成田 美寿々 (16位タイ:-5)
「(今日は出だしから…)久しぶりにトリプルボギー打ったので逆に笑えてきて、これからどうやってモチベーションを持とうかとキャディと話してて、トップ10に入ろうと。でも、その後も噛み合わずに…。今日は厳しいピン位置だったら守ったりしようと思ったけど、最初のトリプルで狙うしかなかったので、長い番手を持っても風には対応できたけど、フォローの風の時に距離が合わないことが多くて。1番で優勝は無いと思ってました。久々に大叩きしましたね」。

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