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2020.5.9

感謝の30周年③~黄金世代のステップ・アップ・ツアー

<Photo:Getty Images>

 今年、ステップ・アップ・ツアーは30周年を迎えました。長い歴史の中で、さまざまな強化策が行われ、ツアーは変遷していきます。ツアーエリートの代名詞になっているような黄金世代でも、ステップを経験して着実に力をつけた選手がたくさん。少しの回り道が飛躍の原動力に変わっています。河本結、吉本ひかるに話を聞きました。 

 時として、失敗が成功を生み出す。今季から米ツアーへチャレンジする河本結は2018年のステップ・アップ・ツアー賞金ランキング1位。前年の17年、大きな試練に見舞われたことを忘れてはいません。「サードQTで落選。18年のJLPGAツアー出場権を獲得できなかったことに、大きなショックを受けていた。しかし、18年のステップから賞金ランキング1位になれば、19年のJLPGAツアーで第1回リランキングまでの出場権を獲得できる-と規定が変更に。そのおかげで、また頑張ろう、とモチベーションがアップしました。うまく気持ちを切り替えることができたと思う。その時から、もちろん(賞金ランキング)1位を狙って、練習に熱が入った」と振り返る。

 同時に、ステップ・アップ・ツアーへ感謝の気持ちをしみじみと語った。「冷静に考えると、JLPGAツアーへいきなり挑戦しても、通用するかどうか未知数でした。何しろ、周囲はプロの選手ばかり。相当、レベルは高かったです。経験がない私にとって、試合という雰囲気に慣れることができた。経験しながら、自信がついて、全力でプレーに向き合うとはどういう感じなのか…。すべてが勉強になった。ただ、ずっと思っていたのは、試合へ出場できる感謝。本当にありがたかったです」。18年はステップ4勝をあげ、宣言通り賞金ランキング1位になった。

 そして、19年。アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKIでJLPGAツアー初優勝を飾る。「ステップ4勝の自信で、19年のシーズンを迎えることができた。18年、ステップでシーズンを通してプレー。平均ストローク、ドライビングディスタンス、パーオン率や、平均パット数などデータの蓄積を行えたことも重要でした。オフに、JLPGAツアーのデータと比較し、これならシードをとれると確信。もっとも、セッティングの難度が高いから、もっともっと練習をするようになったと思います」といい、さらに続ける。

 「もうひとつ、絶対に忘れてはいけないことがあります。ファンの方の激励。ステップの時から応援してくださるファンができました。平日でお忙しいにもかかわらず、コースへ足を運んでくださる。本当に、本当にありがたい。ステップの1年間、すべてがプラスでした」。しみじみと話している。

=つづく

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取材、データ構成=メディア管理部・中山 亜子、鈴木 孝之、宮崎 善秀

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